クラゲの海
自分の使ってるレギュレーター(水中呼吸装置)はどんな人が作り、どんな考えで作られているか。
そういった物に共感できる会社の物を使いたいよね。
なんせ海の中で呼吸するわけだから。
改良されてたのでご報告。
セカンドステージの一番外側のリングネジが、とてつもなく強靱になってた。
その改良した理由を聞いて驚いた。
ある深海作業の現場で、クラゲの大量に発生した海を潜ったときのこと。
ここで言う大量っていうのは、もうそれこそクラゲの海みたいな状況の事ね。
そのときに急に呼吸しづらくなったんだって。それこそ苦しいほど。
で、潮流でクラゲが流れていくと、普通に呼吸が出来る。
原因は、セカンドフェースの穴が大量のクラゲによって塞がれたため。
実は全てのセカンドステージは、ダイアフラムの隙間には水が入る設計になっている。
これにより適切な圧力で呼吸が出来るわけだけど、
ここが塞がれてしまうと圧が伝わらず、呼吸が出来ないのね。
試しに水中で、自分の手のひらを、セカンドステージの穴を覆うように包み込むと、
あら不思議、めっちゃ吸えない、苦しいから(自己責任で)。
また、ヘドロの海を潜る作業ダイバーからは、
『メンテナンスの時に、泥が固まってリングネジが開かない』とも。
我々レジャーダイバーでも、長年使っていると、このリングネジが固くなってしまう事がある。
理由は塩噛み、砂粒の混入、変形、、こんなところかな。
相当年数使い込むとか、陸上で激しくぶつける等の事がないと無いことだけどね。
で、メーカーさん考えました。
①前面だけでなく周りにも海水が入る穴を作る
②変形しないように頑丈に
③穴を周囲にあけることで、塩噛みや泥や砂なども洗浄しやすくなる。
さぁ、これであなたもクラゲの海に潜れます!!??
以上、ダイビングレギュレーターのセカンドステージ部改良ポイントの説明でした。
追伸
もちろん新しいタイプのリングネジに交換することもできる。
クラゲどころか、巨大ミズダコにセカンド塞がれても大丈夫、かな?
交換したい方はお申し付けください。