2024年4月 4日 (木)

専門家の直感は当たるのか?

【専門家.エキスパートの直感は、どんなときなら信頼できるか?】

 

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ファースト&スロー

心理学者にしてノーベル経済学賞受賞者の、
ダニエル・カーネマンが書いた“ファースト&スロー”。
こりゃ全ての人が読んだ方がいいね。
内容は『人間はどうして合理的に物事を判断できないんだろう』と言うことが、
心理学や統計に基づき、次々と出てくる出てくる。
そしてその対策アドバイスも。
簡単な失敗なら良いけど、大きな失敗は命取りだ。
そんな目に会わないためにも、一読の価値がある。
専門家の本って事で難しいかと思いきや、
カーネマン自身が本のはじめで言うように、
『この本は、会社の昼休みや近所の井戸端会議を狙って書いたものだ、、』
と言うように、非常に楽しめ、かつ役に立つ。
自分も読んで思った事は3つ。
 1.人間である以上間違いを犯す。
   だから大部分の人が間違えるところは知っておいた方がよい。
 2.統計や数学ってのは最も重要な学問なんだ!
 3.本物が書いた本は面白い
特に2の部分なんだけど、小学校の算数の時点で嫌いになってしまった自分としては、
こんなに大切な学問、もっと大事に教えてよって思う。

 

さて、その肝心なエキスパートの話だけど、
エキスパートにもエセが居るよねってことで、
そもそも信用に値する専門家として、チェス、消防士、麻酔科医、、などが紹介され、
今一怪しい例として、経済アナリスト、トレーダー、あとなんだったかな?
まぁ、この違い、つまりどんな専門家がどんな時にピンときた事なら信用できるか?
少なくとも「1万時間以上を費やし、
かつ、すぐに検証、フィードバックを得られる場合」が信用できる事例のようです。
本の中では、消防隊長が現場で、ドアのノブをひねる瞬間に、退去命令を出す話が紹介されます。
火元はその部屋の地下にあり、退去後に部屋か滑落してしまう。
いったい何の判断でそのように行動したのか?
何が直感に働いたのか、どう言う思考プロセスから退却を選択したのか?
実に、実におもしろい!!!
おすすめですぞ。

自分も、ダイバーがパニックに陥る前兆だとか、
これこれこういう人が、こう言ったケースでミスをするとか、
水中で迷子になる前兆とか、なりやすい時間帯、、
けっこうわかるよなぁ~
そもそもダイビングの講習ってのはそれを理解し、
未然に防ぐ行動を覚えることに意味がある。
でも人は、自分には当てはまらない、そう思う物らしい。
これも本で紹介されてた。

 

追伸

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Aさま、ご希望通りロクハン出来上がり。
ゆったり作りました。

 

 

2024年2月27日 (火)

絶望

文芸書林の社長が、『全国の書店に店頭平積みをおすすめします』と。

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“僕の命は言葉とともにある”著者 福島智

3歳で右目、9歳で左目を失明。
そして14歳で右耳、18歳で左耳の聴力を失った著者。
全盲ろうにして、東大教授。福島智さんの本。

激おすすめです。
読む前は、暗いかな?とか、感動ものかな?って思っていたけど、
そこに悲壮感はまったくなく、清々しさと明るい著者の言葉があふれてる。
福島さんが感銘を受けた本や、影響を受けた文中の一節なんかも多く紹介されていて、
その中の何冊かは自分も読んだことがあり、
『あ、知ってる』てうれしくなったもんです。
またこの本と出会ったことにより、新しく読んだ本もありますね。
(ただ、つくづく本は読み手次第なんだなぁとショックも受けた。)

この本では、幼少期に徐々に視力が失われていく過程においての、
ご自分のその時の気持ちや、落ち込みも素直に表現されています。
そんな中、数々の転換点、自身ではスパークと表現されていますが、
思考のブレイクスルーにより、どう自分が立ち直れたか、
受け入れられたかなどが記されています。


フランクルの公式に出会った時、そうだったと言います。
世界に残す本と言われる、“夜と霧”を書いたフランクル。
精神科医にして、ナチスのアウシュビッツでの経験を、赤裸々に、内面深く書いたもの。
そんなフランクルの公式とは、
「絶望は苦悩マイナス意味」。意味なき苦悩が絶望なんだ、と言う一節。
コレを見つけたとき(点字で読んでいたとき)、福島さんは、
『僕はそのとき一瞬顔を上げ、止まってしまったと思います』と。

ここからが、福島さんのスゴい頭脳と言おうか、とんでもない柔軟な発想。

絶望とは、意味のない苦悩である。
 『絶望=苦悩-意味』
であるなら、苦悩する事は絶望でない!
では、意味とは何なのか? 
上記の方程式から、導かれたのが、(子供の頃に習ったよね)
 『絶望=苦悩-意味』 
     ↓
 『意味=苦悩-絶望』
     ↓↓
 マイナス絶望って何だろう?
 それは希望だ!!
    ↓↓↓ 
 『意味=苦悩+希望』
苦悩の中に希望を見いだすことが、人生の意味。
すると、苦悩がなければならないものとなり、それ自体が意味有るものとなってくる。

いや~参りました。

福島さんは、自分の置かれた状況が、フランクルの極限状態に比べたら、
なまぬるい、と表現しています。(この部分読んで夜と霧を買った)
わたしゃ、進化生物学や科学系の本を読んで、
「人生に意味など無い、宇宙の発生にも意味など無いのだから」
と言うのを知り、激しく共感したけど、
それは自分が、なまぬるい、がためにそう共感したのかもしれないと思った。

おすすめの書でした。

追伸
今年は閏年。うるう年ダイビングに行ってきます。

2023年9月28日 (木)

2つのパワー

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読後にいろいろ考えることはあるけど、

長くなるので結論だけ、

この人類を押し進めるものは(良い悪いは別にして)、“科学”と“思い”の二つなんだと。

思いは、信念だったり、ときには狂ってるほどの執着かもしれない。

稲森さん流に言えば、夢にでるくらい考え抜く、寝てもさめて考え抜く、善なる使命。

しかしこの押し進める力には、善も悪も区別がない。

そもそも善悪は立場によって、時代によって違うってのが難しいね。

それでも、押し進めるのは「思い」と「科学」。

 

追伸
まもなく来季の島旅スケジュールアップします。

2023年6月26日 (月)

島旅と島旅の間に読書する

先日このブログで、「あなたの本の選び方 は?」と言う話をしたけど、
さっそく自分はお気に入りの作者、しかもお気に入りの出版社で、
そしてお気に入りの翻訳者な1冊を買いました。
(ブログで述べた買う予定のベストセラー本は、また別の作者)
翻訳者って大事だよね。特に海外の本を読めるのは翻訳されてるからで、
『すごく良い内容、』『響くわ~、』『腑に落ちる、』など、
いろんな感想はあるだろうけど、その4割くらいの実力は翻訳者なんじゃないかね?

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さらっと楽しく読める。


本書の言わんとするところは、
 ・神が居なくても僕らは善良で居られるんだよ。
 ・でたらめなことに言われるままに信じずに、
  ちゃんと根拠のある科学を知ろう。
 ・生物の進化、地球、宇宙の生い立ちを知ればしるほど、
  感激で夜も眠れないほどなんだよ。
 ・若い諸君の可能性は無限なんだよ!

島旅と島旅の間に、ゆったり読書する。。。

 

 


先日の南房総の動画。
顎髭が気になるよね。まさにヒゲダイ

 

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2023年6月22日 (木)

船の待ち時間も気にならない

あなたは本を買うとき、どんな基準で買う?
書評、、紹介、、帯のコピー、本屋大賞、直木賞、、
まぁ色々あると思うけど、自分は作者で買うことや、出版社のシリーズで買うことも多いかな。
特に文庫は出版社のシリーズは多い気がする。
ハヤカワノンフィクションとか、角川ソフィアとか、草思社とか良く買うかな。
あと、本の中で紹介されてたりすると(文中にさりげなく)、つい調べて買ったりとか。


昨日読み終わった本。
その本のあとがきを読んで、ついつい注文してしまった話。
自分はその作者の、デビュー作にして一番有名な本は読まずに、
続編のような、二作目を読んだ。その本の終わり‘謝辞’にこう書かれていた。
『2010年5月に600ページにわたる最終稿を書き終えたとき、
わたしは自分がこの先、またペンを持って新しい本を書くとはとうてい思えなかった。
執筆による身体的疲弊は理解できたが、
想像力があれほど枯渇するとは予想できなかった、、、、、』


作者のデビュー作は世界的にベストセラーとなり、数々の賞を受賞してる。
すると天の邪鬼の自分は、それを読まずに二作目から読んだわけ。
で、その二作目がとんでも無く面白いのよ。
目から鱗はぼろぼろ落ちるわ、唸り、考えさせられ、
また、その巧みな隠喩表現に舌を巻く。
そしてその本のあとがきを読んだら、上の内容が書かれてたわけ。
『え、この作者がそれほどに、出し切った内容の本なの?』
『もう書くことがないって思うほどに、、』
ん~ん、これは期待せずにいられなく、
天の邪鬼を上回り、読んでみたくなってしまった。


面白い本があると待ち時間が気にならない。
船の待ち時間、病院の待ち時間、、
朝の時間が楽しみで、ついつい早起きに。
自分の表現力と比べ、打ちのめされることばかりだが、
何となく勉強になった気がするし、気がつくことも多い。
思わず人に話したくなるけど、誰も聞いてない。

 

そういえば、森先生が、
『生涯に一冊くらいは本を書きなさい』っていってたなぁ。
『自伝あたりでもかまわないから、、』みたいなことを。
薄っぺらな本しか書けない気がするよ・・・・

 

さてさて、もうすぐ7月、島旅の季節だ。面白い本を持って出かけよう。

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静かな音海港内から冠島へ

 

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冠島

 

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2023年5月30日 (火)

一呼吸三千世界

ダイビングを始めたころ、海の中に入ると無心だった。
考える余裕がなかったからなのか、
ただただ水中で、呼吸ができるだけで楽しかったからなのか、
それとも、一緒に潜るバディーに全集中していたからか。
いまは、色々考える時がある。
無心に帰ろう、
初心に帰ろう、
また楽しくなって来たから。

 

 

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“一呼吸これ三千世界

言葉はわかっているんだが

こういう心境にはなかなかなれないものだ

鳥が飛んでいるのを見よ

魚が泳いでいるのを見よ

彼らはちゃんとこの呼吸を

生まれながらに飲み込んでいる

まったくえらい奴らだ”
   (坂村真民詩集より)

 

 

今日は店で、もくもくと包丁を研いでみた。
結果が良くわかるからだと思うが、研ぐのは好きかも。
ただ無心になれぬ。


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気持いい研ぎ味

 

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人工石ですが、そこそこ

 

 

 

2023年5月24日 (水)

知らない方が良いこともある

広島G7サミット閉会。
各国の首脳は、どんなことを思ったんだろう。
そしてどんなことを行動しようと考えたのか。


ちょうど今読んでいる遺伝子の本では、
人類が踏み込んだ、まさに「神の領域」のことが出てくる。
遺伝子解読の進歩、遺伝子疾患の病気、遺伝子の特定、
遺伝子の選別、組み換え、そして改変、、、

これらの素晴らしい科学の裏には、子供にでも分かる陰が潜んでる。
アインシュタインからの、ウラン反応の手紙を読んだルーズベルト大統領。
その3年後にはマンハッタン計画がスタート。
新しい化学エネルギーと言う叡智の裏は、
子供でも分かる事が、そのまま現実となる。


知らなくても良い技術、知識ってあるのかも。
パンドラを開けると、必ず2つ出てくる。表と裏、光と陰。
しかし、今のところ、止まらない・・・

 

暖かくなると、島旅とともに気になるのが台風の動き。
この仕事をずっとやって、天気は備え、見守るしかないことを覚えた。
『こっちに来るな!』と言うおこがましい事も思わずに。
そのうち天気を操る科学技術も手にするのだろうか?
それは『こっちに来るな』、と言う叶わぬ願いどころでなく、
実際に「他方に被害を起こさせる」ことになると思うが。。。

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猛烈な台風の各国進路予想

 

追伸
アオリイカ産卵ショーの撮影にいってきます。

2023年5月19日 (金)

感謝せずにはいられない。何に?

やっと上巻を読み終えた。
再読となった[遺伝子ー親密なる人類史ー]であるけど、
ほとんど覚えてないことが多い上、

用語も難しいのでなかなか進まない。
しかししかし、やっぱ面白い。
著者のシッダルター・ムガジーは医師で、専門は血液学腫瘍学のガン研究者。
二足の草鞋ってことになるんだと思うけど、
前作[がんー4000年の歴史]がピュリッツァー賞を受賞しているので、
いったい彼の頭のなかはどうなってるのか?って感じだ。
本作の[遺伝子ー]も、ニューヨークタイムのノンフィクション部門ベストセラー1位。

 

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門外漢の自分が読んでも面白いと思わせてくれるのは、
辛うじて自分にも理解できるからなんだと思う。
難しい用語は読み飛ばしたとしても、ほとんどドキュメンタリーを読んでいる雰囲気。
遺伝子と人との関わりを、紀元前、中世ヨーロッパ、そして現代の遺伝子工学と、
順をおって進んでいく、まさに遺伝子の歴史もの。
ピタゴラス(三角形の)が『遺伝する物質は男性から渡り、女性が体内で育てる』、
と提唱したのを、アリストテレスは(あのアリストテレス)、
『男性は髭や白髪が生える前に子供をもうけるのはどう説明するのか』と異を唱え、
その後物語は、ダーウィン、メンデルとまるで小説のように進んでいく。


上巻を読んで思ったことは色々ある。
遺伝子は究極的に「生きろ、伝えろ(複製)」とコードされてると認識してたけど、
もう一つの役目は多様性なのでは?と感じずにはいられなかった。
多様性であることが種の繁栄、生き残りのキーなのかもしれない。
他にも色々気が付いたことはあるけど、
でも一言で言うなら、やっぱり『すべての生命は奇跡』と言うこと。

 

ほんの一時ではあるだろうけど、この本を読んだ後の散歩では、
前を歩いてくる犬や道ばたの草にすら、感謝の念がわいて来た。
神はいないのに、いったい誰に感謝すればよいのだろう。
ポチとたんぽぽにだ!
下巻につづく

 


追伸
明日はアオリイカの産卵みれるかな?
そこにもあそこにもここにも、奇跡はある。

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これはスルメ
6/18はイカ祭り。残席1

2023年5月12日 (金)

○○のある人

以前このブログに載せた内容だけど、
その本を再読してみると、やっぱり含蓄がハンパなかったので、、、

カール・ヒルティの幸福論に出てくる内容で、「教養とは」という章がある。
教養と訳されてはいるけど、
内容を読むと「品位」あたりが一番しっくりくるかな。
文中で「こんな人は、およそ教養ある人とはいえない」
と言う著者が提言する8項目が出てくるんだけど、
これが単刀直入でわかりやすいんですわ。
あなたも〇×で読んでみるといいよ。

 ↓↓↓
1)暮らし方が贅沢な人
 服や食べ物を贅沢に走る人はいただけない 

2)本を持たない人
 小説ばかり読むのもダメだって

3)騒がしく慎みがない人
  公共の場や飲食店などで大声を出したり

4)働かない人
  そのまんまだね

5)仕事に狂奔しすぎる人
  休みも取らずがつがつ働く(名誉や欲の固まり)

6)金銭の態度が適正でない人
  ルーズだけでなく過度の軽蔑も

7)下の人に傲慢な人(上に卑屈な人)
  コレわかるね

8)喋りすぎな人
  自分のことばかり、そして陰口

 

上記は“偽物の見分け方”だって、手厳しいね。
ちなみに自分は2/8該当。あなたは?

 

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さてさて、明日はあたみへ。

 

 

 

2023年5月 9日 (火)

島で思ったこと、ーその2

八丈島のタンパク質の話

タンパク質って大事って聞くでしょ。
炭水化物(ご飯や麺、パン)やお菓子(ほとんど炭水化物と糖類)ばかりでお腹を膨らませないで、
良質のタンパク質を積極的に取ろうって。
確かに体を作るとか、筋肉にイイとか聞くけど、
と、こんな程度の印象しかなかったんだけどね。
ところが島に持って行った本を読んでたら、
『もうタンパク質って大事どころじゃない!』って改宗したよ。

 

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下のキンメと併せて一人前

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肉厚なキンメ

毎晩毎晩、島ではとんでもない夕飯が出た。
もう旨いのは当たり前として、その量が半端じゃないのよ。
そして品数もそうだけど、なんといっても降参してしまうくらいなのが、
圧倒的メインのボリューム。
煮魚なんか、マジで身をほぐすと、きっとそれだけでどんぶり大盛り2杯くらいになりそう。
もちろんメニューは毎日変わる。
画像載っけておくけど、このキンメ、30センチくらいあるからね。肉厚です。
もうご飯なんてたどり着かない。とにかく料理を食べる。
がんばって金目たいらげました。
どうして頑張れたかというと、もちろん美味しいキンメなのが1番。
そしてタンパク質の話を行きのフェリーで読んだから。

 

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持って行った本は前回も話した、
〔遺伝子ー親密なる人類史ー 著シッダルタ・ムガジー〕

 

タンパク質は細胞内で膨大な機能を果たしていて、
細胞は生きるために化学反応に依存している。
たとえば呼吸をすると、糖が酸素と化学的に結びつき、
二酸化炭素とエネルギーが作られる。
その反応は自然に起きず(もし自然に起きたら、我々の体は焦がした砂糖のようなにおいがする)、
タンパク質がその化学反応を最適なスピードになるように、
速めたり、ゆるめたり、生きていくのに丁度良いように整えるんだ!
そう、生物は簡単に起きる化学反応のお陰で生きているんではなく、
かろうじて、絶妙な、滑りながらも決して落下しない、
そんなタンパク質の働きによって生かされている!!

どう?肉を食べたくなるでしょ、
野菜ばかりじゃなく、もちろん蕎麦饂飩なんて(夏のぶっかけ旨いけど)。
だからキンメを全部食べたよ。
もう一回言うけど、肉厚すっごかったから(味は控えめにいって旨い)。

 

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呼吸は大事

もう一つ、ここから先は生物化学とか興味ない人はすっ飛ばして。
ヘモグロビンって聞いたことあるでしょ。あれもタンパク質。
しかも呼吸にめちゃめちゃ大事な役割担ってるし。
特にダイビングやってる自分としては、
効率よい呼吸って凄く大事で、
それが細胞レベルで巧くいってないとすると洒落にならんのよ。


体中を駆け回り、ヘモグロビンは肺、心臓、脳へと酸素を運んでくれる。
それは酸素分圧の高いところに行くと酸素と結合し、低いところでは放出するから。
なんで?なんでそんなことが?
ヘモグロビンは4つ葉のクローバーのような形をしていて、
二つの葉はαグロビンと言うタンパク質で、もう二つがβグロビンというタンパク質
葉っぱの中心にはヘムと言う鉄を含む化学物質をにぎっている。
四つのヘムすべてに酸素分子が結合すると、
四つの葉は、サドル取り付け金具のように酸素をきつく締め付ける!
ヘモグロビンが酸素を放出する際は、先ほどの金具をゆるめ、
ちょうどパズルのピースが一つはずされたように、
酸素分子が一つ放出され、すべての締め付けが緩む仕掛け。
すごいぃー!!!!
脊椎動物の体は、このヘモグロビンの特性により設計されているので、
この働きが阻害されると、我々の体はより小さくなり、
冷たくなり、ある朝、虫になるしかないかもしれない。
タンパク質大事。。。

 

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ある晩、飛び魚のフライも出た。美味しいよぉ。
これはかなり良質のタンパク質。
でも凄い量だった・・・