口頭でのブリィーフィングの限界
今日の内容はプロ向きの話“責任”。つってもお客さんも知ってると為になるよ。
先日ニュースで2017年に起きた事故の裁判について報道されていた。
生徒の登山引率で、7人と教師一人が雪崩に巻き込まれ亡くなった。
その責任者と引率含む教師三人を、「予見できた雪崩の注意義務を怠った罪」として、
遺族側が訴え、禁固二年の判決が下りていた。
登山とダイビングは趣が非常に似ているので、
これを我々サイドに当てはめて考えてみよう。
津波とは性質が違う、普通のうねりはいつもあることだから、、、
この場合「はるか沖に台風が発生していて、時折うねりが入るビーチ」
と言う設定で考えてみる事にする。
ENEXのどちらかでチームの一人がうねりに巻き込まれ大けがを負ったとします。
家族から、「引率のガイドは十分に予見できたのに、
その注意義務を怠り、大けがを負わせた」と訴えられた。
こういう架空のケースと、上の訴訟判決は同じではないだろうか?
引率者はプロなので、時折はいるウネリが時間とともに変わることや、
何回に1回か、何十回に一回かは非常に大きなパワーのウネリになることも知ってる。
ブリーフィングでは「注意してください」とは伝えたけど、
その方法(避け方)とか、自分の判断で中止することは伝えていない。
他の参加者の証言でも、ガイドがウネリの注意点を話したかどうかはまちまち。
そしてここが肝に銘じておくことだけど、
“訴えを起こすかどうかは自由” あら恐ろしいや。
これ知らない人多いと思う。特に軽~い気持ちでベテラン風情、プロ気取りになって、
軽~い気持ちでガイドしてる人は、十分注意されたし。
ここまでの話から、ダイビング前の口頭で行うブリィーフィングには限界があるんだよね。
書面でなにかしらを残していない限り、プロなんだから、責任は重い。
上の架空のビーチの事故(起きてる確率が高い)、ボートでもいくらでも出てくる。
ウネリでなくても、強風による船の揺れ、
これによりEXの時に、ラダーが大きく上下し、船体との間で指を挟まれ骨折したとか。
注意しよう!指だけで済まないことがあるから。
この時にゲストの職業が仮にプロのピアニストで、
演奏に大きく影響する怪我、と主張したとしてもおかしくない(全くおかしくない)。
この場合、潜る前に口頭で長々とブリィーフィングするのも現実的でない。
やはり書面で、事前にある程度の危険性について伝えるしか方法はないと思う。
以上のことからなにが言いたいかという、
引率者もゲストも、上記のような内容を、
知っているのと知らないのとでは大きな違いよってこと。

追記
ダイバーはしっかりとメンテナンスされた器材で、
定期的にトレーニングをするようにしよう。
そうすればドキわくの体験が楽しめる。
新年度のメーカーカタログが届いてきました。