自分の居るダイビング業界は、何かとイノベーションの置きにくい業界だと言われてる。
特にダイビング器材に至っては、材質やデザインなどの変化は当然あるけど、
その根本原理は、ほぼ60年以上変わってないのでは?と言われてるんだよね。
大きな変化というと何だろう?浮力コントロールをするためのBCの出現かな?
それもずいぶん古い話だね。あとは40年位前のダイブコンピューターの普及かなぁ?
まぁいずれにしろ、ここ30年くらいは特に変化ないかもしれない。
ところが、2.3年前から噂は聞いてたんだけど、
ここに来てダイビング業界久々の、イノベーションが起こるか?って。
いやそれとも、すでに起きている!?
ではあなたに質問です。
①もし器材の総重量が、今の約半分になるとしたら?
②もしウエイトがいらなくなるとしたら?
③もし中性浮力が驚くほど簡単で、浮力コントロールがいらなくなるとしたら?
これら①~③の答えに、全てYESと答えることができるシステムがあるんだって
それがAVELOです。
裸足の王者アベベじゃないよ(古い)、ボートダイブのお供の酔い止めでもない。
AVELOシステムは難しくはなくて、
レジャーダイビングをするための新しい装備。
呼吸ガスも慣れ親しんだAIRで、テックやリブリーザーではないのよね。
AVELO(アベロ)の基本的な構成は、
ハイドロタンク(シリンダー)+ジェットパック(バックプレート)の構成。

BCが無い
《ハイドロタンク》
非常に軽いカーボンファイバー製のシリンダー。
内側は二室構造で、呼吸するAIRを充填する(200bar~300bar)ブラダーと、
ダイバーが沈むのに必要な海水を注入するスペースがある。
水面では軽いハイドロタンクでダイバーは浮いてる。
潜降するためには、ハイドロタンク内に中性浮力が生まれる重量分の水を注入します。
《ジェットパック》
バックプレートとして機能します。背中中央にハイドロタンク、
両サイドに水を注入するためのポンプとバッテリーパックで構成されます。
これにより、素早くハイドロタンクに水を注入したり、排出したりが可能です。
バッテリーは1回の充電で4~7ダイブ可能。
アベロは中性浮力を維持するのに、BCやウエイトでなく水の重量を利用します。
これにより体積の変わるBCの膨張、圧縮による急浮上や落下はなくなるわけ。
ハイドロタンクの体積は変わらないため、浮力コントロールを行う必要がない!
ダイブ中に空気を消費し、軽くなった分は水を追加注入しますが、
これは1ダイブで1~2回ほどだと言うことです。
いままでセフティーストップの時に、水深を維持できず、上がったり下がったり、
時には水面まで浮いちゃったりしたことある?
これは圧力変化により、BCの体積が変わることにより起こる現象。
アベロではもうこんな事がないのよ。
さぁ、これがAVELOシステム。今年はあっちこっちで見かける?、かも。
少し整理してみましょう。
今よりも格段に総重量が軽くなり、ウエイトがいらない(ドライならそれでもわずか)、
浮力コントロールが簡単。ダイビングのルールは今までと全て同じ。
どうやら、後は先入観を捨てることと、価格でしょうかね?
う~ん、単純に使ってみたい・・・
次回のブログでは、このAVELOが国内で流行るかどうか?について考えてみよう。

追記1
レギュレーターは同じものが使えるけど、YOKEでなくDINです。
追記2
欧米、主にハワイ、カリブなどの地域では、
AVELOの拠点とするエリアも複数存在し、
普及を進めているらしい。