静かな海の中
ダイビングの醍醐味って、そもそも冬の伊豆なのかも
自分がダイビング始めた頃、そしてこの仕事を始めた頃の、
最初に海で感動したことってのは、40年位たった今でもありありと覚えてる。
一つは冬の沈船、もう一つは黄金色のアイナメを見たとき。
熱海でのダイビングポイントはいくつも有る中で、
当時沈船を潜る機会はあんまり多くなかった。
理由は初心者の人も船に乗ることが多く、
そのため比較的水深が浅いポイントに潜ることが多かったため。
(本当はもう一つ理由があるけど、それはおいおい。)
とにかく、機会が少ない中ではじめて沈船に潜った時はそれはもう興奮したよね。
『何でこんなカッケーところもっと潜んないの?』と思ったものです。
冬のある日、たしか12月だった。
ビタガ根にアンカーリングしエントリー。
水面に顔を付けると、なんと沈船まで丸見えの透明度!。
いや~あの時は興奮どころの騒ぎでないくらいの感動だった。
沈船は甲板の上で水深22m、下の砂地が30m、
それが海に入って顔つけたらすぐに見えるんだから。
当時は沈船もシルエットがまだしっかり残ってるのと、
ソフトコーラなどの付着物も少なく、なにか作り物見たくてね。
潜降し近づくごとに、ドラの音が大きくなる様な、
そんな効果音さえ聞こえる様なのは、自分の鼓動がスーツを通して聞こえるから。
落ち着け落ち着け(笑
もう一つも熱海。2月のソーダイ根。
これもキンキンの透明度で、冬でも太陽サンサン。
水深33mの砂地の小さなトビ根がくっきり。
見上げると水面まではっきり。もう自分の吐く泡に見とれるほど。
静寂さの中で岩肌さえ煌めいて見え、そこを一匹の黄金色の魚が泳ぎ去る。
初めてみたその魚は、あとでアイナメの婚姻色と知ったけど、
その時はまわりに一切魚がいなくて、黄金色の一匹の魚が、
何かの使者のようにさえ感じ、後を急いで泳いだのを覚えてる。
あ~あ、あの静けさが好きなのかもなぁ。
さぁこれからが近場の海の真骨頂。
沈船、ディープダイブ、洞窟、、、まさにシーズンイン。
ドライスーツキャンペーン延長決定!12月まで。
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