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2025年9月12日 (金)

鹿児島とは、

鹿児島には大きな半島が2つ存在する。その半島二つの間が錦江湾で、

その喉奥に桜島が構える形。

構える形と記述したのは、鹿児島に来るとそれほど高くないはずの桜島が、

とにかく大きく大きく感じられるから。かの西郷隆盛を大西郷と表したのは、

この桜島のように大地に聳え、そしていつも噴煙を吐き出し、

時に大きく怒るように行動する様からなんだと思う。

喉の西側に有るのが薩摩半島で、馬の頭を逆さまにしたと言うか、

タツノオトシゴの顔を逆さまにした様な形。

東側の半島は、甲殻類の閉じた脚爪を思わせる大隅半島。

爪の先端が佐多岬で、風光明媚な本土最南端の灯台が立つ。

 

自分たちが薩南海域に潜りに行くときも2つの方法がある。

一つは枕崎港発着ともう一つが喜入港発着。

枕崎は二つの半島の西側、薩摩半島の南端。

枕崎に来ると、誰もが一番最初に感じるのは鰹節の香り。

一度旅館(駅の近く)で洗濯物を外に干していた時のこと。

十分乾いたTシャツを取り込み、bagに入れようとすると、

ほのかに、たしかに鰹節の香りがただよい、

ファスナーを開け閉めする度に感じられた。これ嘘や誇張の話でない。

その枕崎が、無人島をはじめとする薩南に潜りに行くときの発着港。

楽しみは戻ってきたときの、ひとっ風呂。

形容詞ではなくて、泊まるホテルの目の前にある銭湯の名前が「ひとっ風呂」。

ここには、なぎさ温泉と言う素晴らしい温泉もあるけど、

ついつい気楽に歩いていける、昭和銭湯が案外ステキなため、

気楽に汗と潮を流しに行くことが多い。

薩南からの帰りは、火の神公園のシンボル立神を左手に、開門岳を右手に見て、

風や海の色が変わった寂しさと、鰹節の香りの安堵を感じ帰港し、

凝り固まった体をほぐすように入る銭湯が定番。

 

もう一つの喜入港は、薩摩半島の喉を入った小さな小さな港。

指宿を過ぎ鹿児島市に入り、桜島がどんどん近くに見えるその港。

枕崎港と比較すると、その差は十倍、二十倍どころではないと思う。

特に惹かれるお店や商店もなく、有るのはコンビニくらいと昭和石油の基地。

枕崎と比べると、なんとも表しがたい港だけれども、

ただこの港をいったん出港すると、ドキわくが止まらなくなる。

薩摩半島をどんどん南下するコースは見ていて全く飽きない。

暫くすると指宿の湯煙が見え、そして開門岳を仰ぎ見るほど近づく。

見れば見るほど綺麗な山だ。富士の山頂がさらにとんがった山。

きっとここの子供は、小学校の遠足で必ず開門に上り、

そして写生する際もこの山を書くに違いない。

間違っても山は富士山でなく、開門か桜島だろう。

とんがった綺麗な山をすぎると海が開け、さぁこれからと気も引き締まってくる。

 

喜入帰港の楽しみは、なんと言っても八幡温泉。

港近くの温泉には地元のじっさま達が、ほとんど全員(本当にみんな)ここに集まる。

いい湯で、しかも湯船が大きい。20人くらいは平気で一度に入れる大きさかな。

過去例がないほどの冷たい水風呂と、

少し熱めの温泉を交互に入るのがセオリー。

これが体の不調が治る、気がする。そう強く念じ交互に入るが、

じっさま達はこっちが心配するほど、その冷水に平気な顔で浸かってる。

自分は身震いしながら脇まで浸かり、

心臓が止まるんじゃないかとじっと動かないこと数十秒が限界だ。

書いてみたけど、これが喜入のほとんど全部だ。

だからお土産はお隣の指宿の道の駅だね。

 

天気や風、海況を考慮し、船長と相談して2つの港を使い分け南へとなる。

 

10月は屋久島の隣、小さな島の口永良部島。

喜入からか、枕崎からか、もう少ししたら決められそうだ。

八幡温泉か、それとも ひとっ風呂か、、、、

 

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