耳が痛い話
今日は書籍のお話
このブログでも何度も本のお話をしたと思うけど、
自分が好きな進化生物学や歴史は、興味ない人にとってはお話を聞いても眠いだけ。
今日の書籍は生物学とかと違って、一言で言うと生きる柱を作る本とでも言おうか、
とにかく日々生活する上で、誰でも役に立つと思うので、あなたもよかったら一読下さい。
今まで何度も読んだ、森信三先生の“修身教授録”。
この中で良寛禅師の戒語が紹介されてる。
とっても耳が痛いことばかりなので、あなたも諌めてもらうと良いと思う。
良寛さんと言えば、日々子供達と手鞠や隠れんぼで過ごした優しい僧。みたいな印象。
あとは、書の達人とか、俳句とか色々芸達者な人?、、
でも実はこれらは晩年のことで、大変な修業時代を経てのことらしい。
まぁ、前置きはこのくらいにして、耳が痛い“良寛戒語”をどうぞ(一部です)。
・ことばの多き
・口のはやき
・手がら話
・人のもの言いきらぬうちに物言う
・よく心得ぬ事を人に教うる
・あの人に言いてよき事をこの人に言う
・こうしゃくの長き
・いさかい話
・子供をたらす
・たやすく約束する
・人に物くれぬ先に何々やろうと言う
・老人のくどき
・よく知らぬ事をはばかりなく言う
・そのことを果たさぬ中にこの事を言う
・しめやかな座にて心なく物言う
・悪しきと知りながら言い通す
・人の隠すことをあからさまに言う
・おのが氏素性の高きを人に語る
・わざと無造作に言う
・くれて後人にその事を語る
・おれがこうしたこうした
・さとりくさき話
・ましたましたの重なる
・はなであしらう
実はこの戒語は90あります。凄いですね。
自己を諌める工夫を、これほど細かく列記してる人がいたなんて。
耳が痛いことばかり。