島と黒潮
なんだろうね、この伊豆の海の暖かくってきれいな水は。
ついこの前までトカラ行ってたから、
『さぞや伊豆の海は濁って感じるだろう』と思っていたら、
どうしてどうして、とても綺麗で暖かいにも程がある。
海上保安庁の速報によると、黒潮がかなり伊豆半島に迫ってる。
なんだったら神子元あたりは黒潮の中?って感じ。
この影響で支流が相模湾や駿河湾まで入り込んでるからなのかもしれない。
最近見てなかったこの黒潮の流路図。
ここ何年も変わらないのが、紀伊半島沖でなぜかぐぐっと南下する黒潮蛇行。
昔は、『串本は伊豆半島より黒潮に近いから、水温も高いのよ』
と言ってた話が、いえいえ伊豆の方が近いかもって事になってる。
この世界最大の海流。生物に与える影響はとてつもない物がある。
黒潮は赤道付近の水を東シナ海からトカラ海峡を通り、
太平洋に流れ、日本列島に沿って北上。
そして寒流の親潮とぶつかり、三陸沖で世界最大の漁場を形成する。
んでこの流路をよく見ると、奄美や沖縄は黒潮より結構南に位置する。
これだと直接的な影響ないのかな?
屋久島の南端はかなり近い。この速報(8/26)だとほとんどかすめてる。
そしてやっぱり、どストライクなのがトカラ列島北部。
ほとんど黒潮直撃、黒潮まっただ中!
こりゃトカラが流れるに決まってるし、きれいに決まってるな。
追伸
9月の島旅は黒潮のもう一つの流れ、対馬暖流の影響を受ける佐渡島です。