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2023年6月22日 (木)

船の待ち時間も気にならない

あなたは本を買うとき、どんな基準で買う?
書評、、紹介、、帯のコピー、本屋大賞、直木賞、、
まぁ色々あると思うけど、自分は作者で買うことや、出版社のシリーズで買うことも多いかな。
特に文庫は出版社のシリーズは多い気がする。
ハヤカワノンフィクションとか、角川ソフィアとか、草思社とか良く買うかな。
あと、本の中で紹介されてたりすると(文中にさりげなく)、つい調べて買ったりとか。


昨日読み終わった本。
その本のあとがきを読んで、ついつい注文してしまった話。
自分はその作者の、デビュー作にして一番有名な本は読まずに、
続編のような、二作目を読んだ。その本の終わり‘謝辞’にこう書かれていた。
『2010年5月に600ページにわたる最終稿を書き終えたとき、
わたしは自分がこの先、またペンを持って新しい本を書くとはとうてい思えなかった。
執筆による身体的疲弊は理解できたが、
想像力があれほど枯渇するとは予想できなかった、、、、、』


作者のデビュー作は世界的にベストセラーとなり、数々の賞を受賞してる。
すると天の邪鬼の自分は、それを読まずに二作目から読んだわけ。
で、その二作目がとんでも無く面白いのよ。
目から鱗はぼろぼろ落ちるわ、唸り、考えさせられ、
また、その巧みな隠喩表現に舌を巻く。
そしてその本のあとがきを読んだら、上の内容が書かれてたわけ。
『え、この作者がそれほどに、出し切った内容の本なの?』
『もう書くことがないって思うほどに、、』
ん~ん、これは期待せずにいられなく、
天の邪鬼を上回り、読んでみたくなってしまった。


面白い本があると待ち時間が気にならない。
船の待ち時間、病院の待ち時間、、
朝の時間が楽しみで、ついつい早起きに。
自分の表現力と比べ、打ちのめされることばかりだが、
何となく勉強になった気がするし、気がつくことも多い。
思わず人に話したくなるけど、誰も聞いてない。

 

そういえば、森先生が、
『生涯に一冊くらいは本を書きなさい』っていってたなぁ。
『自伝あたりでもかまわないから、、』みたいなことを。
薄っぺらな本しか書けない気がするよ・・・・

 

さてさて、もうすぐ7月、島旅の季節だ。面白い本を持って出かけよう。

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静かな音海港内から冠島へ

 

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冠島

 

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