島で思ったことーその1
先日の八丈島に行ってたときの話
相変わらずお世話になる施設の好青年、
NISHIさんは本当に変わらず謙虚な姿勢で頭が下がる。
もはや青年と読んでいいのか分からないけど、
なんたって20年以上前から変わらないんだから。
容姿もそうだし、何よりその接し方がね。
たぶん40は越えてると思うけど、50だろううが60になろうが、
こうなったら好青年として、こっちも接していこうと思う。
いかがですか? 60代の謙虚なじいさんなんて。
わたしゃ30代くらいでもう謙虚さって捨ててしまった気がするよ。
先輩とか師とか目上の人に対するじゃないよ、
そんなの誰でも持ってるだろうしね。
年取ってから身につけるのが、もっとも困難な素養じゃないかなぁ。
ナズマド
さて、その好青年の話はおいおいとして、
もう一つためになったのが、
島で出会った知り合いのインストラクター達のことも。
ザックリ言って、若い女性インストラクター二人。
ほんとの所は年は分からないので、
でも先方はこちらの年は分かるよね。
ざっくりオッサンのインストラクターってさ。
たぶん二回りくらい?違うのかな?まぁ二人とも明るいこと明るいこと。
すっかり落ち着いてしまった(もしかするとクタビレて見える?)自分からすると、
より際だってそう感じる。
自分たちの仕事がお客さんへの非日常の提供なわけだから、
明るいことは良いこと、そして正しいこと。
クタビレたディズニーキャラなんて、あなたも見たくないでしょ。
八丈島のナズマドと言う潜るポイントで一緒になったのが、
ゴールデンウィークの子供の日のこと。
ツアー後半にも関わらず、元気元気。
あの元気な調子を後半も維持していることになる。
二人は自分には持ち合わせていないキャラで、
それを一々ここで挙げてるときりがないので割愛するけど、
たとえるとこんな感じ、
『みなさ~ん、この素晴らしい八丈の紺碧の海を、めいっぱい楽しみましょう、
スーパーブルー八丈、バンザーイ♪、
楽しもう!さぁーみんなも一緒に右手を天に挙げて、
せーの、楽しもぉーーー♪!』
かけ声はイメージです。(でもかなり的を得てるイメージ、と思う)
こんな感じで盛り上げてた。
このような初々しさっていうか、明るさを、
自分は体から絞り出す事が、果たして出来るだろうか?
もちろんそう言うノリには付いて行けないってあなたが思ったとしても、
若い時はきっとそうだったりしたわけで、
明るいこの雰囲気が大好きって方も多くいらっしゃるでしょう。
ちょっと恥ずかしいが(自分だとすると)、実にすがすがしい。
今回の八丈島に持って行った本が、
〔遺伝子ー親密なる人類史ー 著シッダルタ・ムガジー〕
本の内容と島での色んな事がリンクして、
自分的にはめちゃめちゃ為になった今回の八丈。
生物、生命ってのは多様性が非常に大事で、
この多様性が進化の一つのピースになってる。
例えばある島にしか生息しない鳥の種が、
全く変わらない同一の個体群であるとすると、
急激な気象変化に対して絶滅してしまうケースもある。
しかし、その鳥が様々なバリエーションがあれば、
その変化にして得意(適者)な個体もあるかもしれないわけで、
この場合、バリエーションが多いほど、多様であればあるほど、
優位なバージョンが含む可能性もあがるわけだ。
この部分はムガジーは、遺伝子レベルでの多様性を説明してた箇所があり、
自分としては、前出の明るいインストラクター女史とリンクし、
『色々なインストラクターがいた方がいいんだよなぁ、』と腑に落ちた。
と同時に、いつも画一的な自分の振る舞いに、
新鮮さを失うお客さんもいるかもしれないので、
ここは一つ新たなキャラを試してみるのも手か?
次回は島のタンパク質のお話
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