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硫黄島ヤクロ瀬にて
ひさびさに口之島が見え、絶好のコンディションにテンション上がるご夫婦
油を引いた海、鏡のような海、雲が映る海、、、
どう表現すればいいのか迷うところだけど、
大海原で経験すると、何物にも代えがたい有り難さだ。
伊豆半島をはじめ、海岸近くではけっこう経験するけど、
沖に出てここまで凪いだのは、記憶の引き出しに入って無い気がする。
枕崎を出て、硫黄島海域も、屋久島も、そしてトカラも、
ずっとずっとの凪。いやむしろ、南に行けば行くほどかな。
できるなら、半分どっかに回してほしいよ、この凪の海を。
でもこれも、毎日の事だと有り難みを感じないんだろうね。
だっていつものことだもん。
あなたも毎朝太陽に感謝しないでしょ、
毎日心臓に「今日も鼓動ありがとう」ってないよな普通。
荒れた海を経験するから、有り難さが身に染みる。
おぉぉぉ、なんかピンと来た。
幸せってのは“普通のことに有り難い”って思えることかもしれんね。
人生を考えさせてくれるくらい、それほどの良い海だったてことかな。
追伸1
10数年ぶりに、顔の皮がペロペロ剥けた。
追伸2
10月の屋久島もまた、期待しちゃうってのはあさはか?
追伸3 今後の予定
9/17夜~20 佐渡島
10/1~3 屋久島ダイブクルーズ
10/9土) 日帰り伊豆諸島遠征ダイブ&ドルフィン
船長から駿河湾で穫れたアジをいただいた。
沖を回遊する旨い奴。
捌くと腹にはいい感じの脂がのってるし。
薬味をのっけ刺身で味見をした後は、
軽く粉を振ってフライパンで焼くと、、
「なんぼでも食べれる!!」
さらにスタッフ柴の特性南蛮タレに漬け込むと、
「無限にイケる!! 野菜もしゃきしゃきや!」
ほいでカレーパウダーで風味を漬けてカリッと焼くと、
「こりゃ鉄板ちゃいます?」
お隣のフォーリンナーさんにも『まぁ~食べてみなっせ~、さぁー、さぁーって』
んん~ん、国境越え! 地球の裏側までいった。
あぁ、ごはんの話ばっかだった、、、
海の方も順調に大雨の影響から回復。
日に日に透明度アップしてるね。
水面25~26度、水中24~25度。透明度10~15m。
楽しませてくれた、大きな大きな黒いオオモンカエルアンコウ以外も、
浅瀬の魚が半端ござんせん。
水面付近の浅根の頭には、メジナ、クロホシイシモチ、タカベ等々ぐっちゃり。
根から離れたところは、イワシ追っかけイナダ、カンパチっ子が運動会。
目を落とせばミナミギンポ、ミアミラウミウシ、ゼブラガニ、ムチカラマツエビ。
と、そんなマクロからワイドまで楽しめる海だった。
夏の浅瀬の光景
わかるわかる
お客さんが水中でなんか黒物体を写真にとってるから、
何かなぁ~と覗いたら、
超でかいカエルアンコウだった。
ヒレがカエルの足のように岩にふんばって、およそ泳ぐには不向きな魚。
大きいから正面回ると顔がかなり厳つい。
画像は後で載せます。
追伸
ジャム、めんつゆ、まな板、おたふくソース、、、以上が今回の忘れ物
そろそろ店閉めるかなって思ってたら、携帯が鳴る。
『もしもし魚久ですぅ』
おおおー、心配してましたよぉおおおーーーー。
ってことで、魚久の親父さんから電話が来ました。
あ、そうそう、魚久さんは伊豆山の魚屋さんね。
土砂災害の影響でなかなか前のようにすぐって訳にはいかないけど、
ぼちぼち品物を並べてるそうです。
店の行き方も聞いたので、こりゃ魚買いに行かなきゃ。
買いますよ買いますよぉ~
活きの良いのうってちょーだい。
わざわざお電話いただいて、ありがとうございます。
郵便局さんもありがとう。道が寸断されているときも、
ハガキ届けてくれたんだね。
追伸
伊豆山真弓丸さんからもお手紙のお返事がきました。
家族元気、猫も元気で無事をかみしめているとのこと。
避難所から書いてくださいました。
自分が大変な時に、ありがとうございます。
小さな小さな島々への旅を毎年楽しみにしてる。
あまり知られてないその島々は、とても魅力的で感動と感激のある人と島。
でもこの社会ご時世ではなかなか宿泊するのが難しい。
トカラ列島、硫黄島、口永良部島は島内に病院がないこともあり、
観光目的の渡航は日帰りも含め、自粛要請が島から出てる。
小さな島々への旅は、もうしばらく先になりそう。
それでも9月は佐渡島、10月は屋久島、11月は南紀白浜、
そして12月は与論島はウエルカムとのことなので予定してます。
キンギョハナダイが綺麗。
一本目はまずまずの透明度だったんだけど、、
定番チョウチョウオモ美しい
2本目は変な潮流が出て、川の水がポイント深くまで影響。
一気に透明度3mに低下・・・
港の中まですっごい濁りだった。
美味しい海ご飯を食べた後の事。
雨の為に国道135号は通行止め、ビーチラインも通行止め。
熱海から箱根周りで帰ろうと思ったら、梅園から渋滞してるし。
こりゃやめとこうと思い、東名を目指し熱函道路で沼津へ。
なななんと!東名、新東名も通行止め!!
箱根ターンパイクも、湯河原パークウエイ、真鶴道路とどんどん通行止めが、、
こうなるとゆっくり晩御飯食べながら、東名の通行止め解除を待つ選択肢もあったけど、
唯一残された三島から箱根新道をチョイス。
これが全線大渋滞、、、そりゃそうだ、みんなこの選択で帰るんだから。
ひさびさに渋滞にはまった。
地震も怖いけど、雨もこれだけ降ると恐ろしい。
追伸
現在は通行止めは解除。
伊豆国道135号(伊豆山)、東名、新東名、真鶴道路ともに通行できるようになっています。
先月は台風6号の停滞の影響で、屋久島への南下は断念。
ま、それはそれで自然のことで、その分たっぷりと久多島の海に潜れたから良しとして、
残念なのは、今年まだ一度も屋久島の首折れサバを食べていない。
鮮度保持のため、ゴマサバの首を折ったところからついた名前。
こいつを食べたくてねぇ。
いつも食べさせてくれる民宿の大将が、
『今回は残念でしたね。また鯖と焼酎でお待ちしてますよ。』なんて言ってくれるから、
ますます思いが募ってきてさ。
そこで大将に、『今度○月○日~○日で急遽行きます!』て連絡してたんだよね。
そしたら、なんと、
『わじまさ~ん、そこ孫と4日間旅行に行く予定だった』
ガビーーーン!(筆者が小学生の頃このフレーズが流行った。学校で使うのが禁止されるほどに)
なんと言うことだ。また首折れ鯖が食べられないのか。
すると大将が、『よく知ってる宿を紹介しますよ。そこに鯖仕入れるよう言っておくから』
有り難いお言葉だ。
鯖しゃぶ
でもその時気がついた、屋久島の首折れ鯖が食べたいのか?
それだけなら、鹿児島天文館の居酒屋でも「屋久島首折れサバ入荷」の札は見かける。
屋久島のいろんな所で食べる機会はあるだろう?
そうじゃない。宿の大将と話したり、
『また愛子(焼酎)飲みに来ましたよ』って言いたいんだよね。
どんなに店が忙しい時でも(宿の一階は大人気食事処)、
いやな顔一つ見せずに港に迎えに来てくれる大将。
帰るときは、我々のボートが見えなくなるまで、ずぅーと手を振ってくれる大将。
あぁあ、あの宿に、あの人の造る首折れサバが食べたいんだな。
銀座まるかん創業の斉藤一人氏がこんなことを、
『魅力とは“また”である。また食べたい、また行きたい、また会いたい、、』
魅力ある宿に、大将なんだね。
“潮騒”・・・潮が満ちてくるときに波が立ちさわぐ音。