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2021年5月19日 (水)

あんたと私の違い

この前あたみの海で潜っているときに、
口にカニが縦に挟まってしまい、もがいているカサゴくんに会った話をしたよね。
その丸三日後に同じ場所で、このカサゴに再会。
なんと同じように口にカニが挟まったままだ。
カサゴは少し元気がない。そりゃそうだよね。
三日も何も食べずに口に大きなカニが、
まる丸一匹挟まったままなんだから。

 

Photo_20210510113001
エライことになってるオニカサゴ


で、この時いろんな事を思ったんだよね。
「カニは生きてるのかなぁ」と同時に、
「このカサゴ、果たして同じカサゴか?」
まさか、口にカニが挟まったままのカサゴのそっくり偶然別の個体がいて、
偶然自分が遭遇するってことが確率的に“0”ではないことはわかるけど、
カニの挟まり方やカサゴの大きさからいって、ほぼ間違いないと思う。

最初に口にカニが挟まったカサゴを見かけたのが日曜日。
三日後の水曜日にそのままのカサゴを見かけ、
それからさらに4日後の日曜に、無事口からカニが取れたのを確認。
水中で安心した反面、次のことが頭をよぎる。
「ホントにこれ、あの同じカサゴか?」
「だって口にカニが挟まってないぞ」
ほぼ同じ場所にいたカサゴくん。
『良かった~』と思ったけど、大きさ意外に識別する方法がないんだよね。
近くにもう少し大きいカサゴがいて、
『あれ?大きさも合ってるのか?』と不安になるし。


Annsinn
この子だとDNA鑑定するば断定できるが、、

店でこの話をスタッフにすると、
カニが挟まったままの状態を
『誰か助けてあげれないんですか?』と言っていただけに、
『あのカサゴだと思いましょう』。と希望的観測。
そもそもがこんなに潜っていても、
自分たちは魚の個体識別がまるで出来てないんだよね。
シラコダイとカスミチョウチョウウオの違いはわかる。
ハナミノカサゴとネッタイミノカサゴの違いもわかる。
今ではウッカリカサゴとカサゴの違いすらわかるようになった。
でもね、シラコダイAとシラコダイBの個体の違いは全くわからん!


よ~く考えると、こりゃとんでもないことだ。
自分たちは、魚類図鑑やエビカニ図鑑、
最近ではウミウシ図鑑なる物を見て、
『こんなにいろんな種類のウミウシがいるんですね』
なんて事を不思議がっているけど、やっぱり個体はわからないんだよ。
これって、あなたと花子さんの違いをまるっきり無視するって事。
人間界じゃぁ昨今、多様性多様性と提唱し、
個人の権利をスゴク尊重するようなってきてる。
でも、魚にゃそんなの許されないと、、、

ふと、あのカサゴに会い、芽生えた想いであった。

 

 

追記
人間のゲノム解析をしたところ、その多様性は驚くほど低い事がわかった。
それはチンパンジーの多様性よりも遙かに低い。
つまり、我々がチンパンジーの個体識別が出来ないどころか、
チンパンジーから見ると、人間はみんな同じ!!
もしかして、カサゴからするとあなたも私も、、、

 

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