ダイビングコンピューターで意外と知らない大事なこと
単刀直入に言うと、古いダイビングコンピューター(DC)を
『まだ使えるから~』と使用している人は結構いるが、
ものすっごい古い演算方式、つまり時代遅れの計算による指示が、
あなたに出てる可能性があるってこと。
そりゃそうだよね。ダイビングコンピューターは減圧症のリスクを減らす為に使用する計器。
減圧理論だってどんどんアップデートされるわけだ。
それを10年以上とか前のDCを使うってことは、
その期間に進歩した最新理論は一切採用されてないことになる。
『そんなに深く行かないから』なんて言う人もいる。
これは例えるなら、高速道路を走行する車において、
『時速200キロも出さないし、安全運転するからそんなにメーターいらないよ』
と言っても、計器は正しくモニターされてないと困るし、
かつ余裕がないとイケないよね。
で、目安となる100キロ走行の速度メーターが正しくなかったら、
そもそも安全走行自体に無理があるよね。
なんでこんなこと言うかっていうと、
店にあるいろんなDCをチャンバーテストかけてみたんだけど、
そしたら、中には以上に長く潜れる機種があるんだよね。
感覚的には『おいおい40m越えて無限圧限界近くから浮上したのに?
まだ27mでこんなに潜れるの?』とか。
ダイブコンピューターが全てじゃない。
付けているダイバーは、自分の体調や何日も続けて潜る時なんか、
絶えず余裕を持たなきゃならないけど、
でも目安としてそのDCは見てるわけで、
やっぱりだったら、アップデートされた最新の物がいいねって、
つくづく今日のチャンバーテストで思った。
追伸
一般ダイバーで減圧症になっちまった人のあるある発言
『みんなと潜ってて、なんで自分だけ(網羅)、、、』
と東京医科歯科大の高気圧酸素治療の担当の先生が言ってました。
それでもあなたは、『ガイドと一緒に潜るから平気』だと思ってるのかな?