島旅と島旅の間の読書
最近読んだ本の、
科学系(主に生物進化)、社会系(主に文化人類、歴史)、
宗教(主に禅仏教、古代仏教、ヨーロッパの宗教)などから。
《宇宙には筋書きがない》
→宇宙は分かっている限り、科学的な物理の現象による。
→つもりそこには筋書きや意味はない。もちろんストーリーも。
→だから地球に生物が生まれたことにも意味や物語はなく、
自然淘汰と突然変異による進化で、様々な種が生まれている。
→であるから人間の人生にも意味などない。我々だけが特別なわけでないから。
→意味は人間の脳が作り出しているだけ。
→人間の脳は、物語を好むように進化した。
そうであるなら、ありとあらゆる物、事は虚構なのか。
《これからはもっと、内なる自分に目を向ける必要がある》
→ある人の行動に腹を立て、心を乱される。
→腹を立てているのは自分。
→にもかかわらず悪いのは、そのある人。
→イヤなことを考えるのは自分の脳、自分自身。
→もっと自分をみつめ、コントロールできれば楽。
→自らをコントロールできない事を棚に上げ、他人のせいにする。
道元『仏証をならうは自己をならうなり、』
《ここに瞑想法の一つがある》
リラックスした状態で、呼吸に集中する。
鼻から息を吸っているときは、
ただ鼻から息が、ただ空気が入ってきているのを感じ、
息を吐いたときは、ただ鼻から息が出て行くのに集中する。
違うことを思っても、それを否定せず、
鼻から入る息、鼻から出て行く感じを見つめる。
あなたもやってみて。
たったこれだけなのに、最初は数十秒と持たない。
集中しようと思えば思うほど出来ないし、
違うことを考えてしまう。
出来ないのは自分で、
自分のことを自分で良く知っていると思っている自分が、
たったこれだけの事を、自分自身をコントロールできない。
そうか!怒りや不平は自分をコントロールできないからだ。
そして人のせいにする。
道元『自己をならうは、自己を忘るるなり、』
只管打座!心身脱落
科学、社会、宗教、これらのジャンルが、
一つのことで結ばれていくのがおもしろい。
『万物は全て変化し、永遠はない』
四季のある海だから楽しい。
今、その時だけだから貴重な体験だ。
今、その太陽系の寿命はあと50臆年。
今、人の寿命は数十年~150年。
長いから楽しいのでも、短いから惨めなのでもない。
今、限りがあるから愛おしく楽しい。永遠はないのだから。
島旅と島旅の間の読書
追伸
ゴールデンウィーク八丈島は残席2です。
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