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2020年12月29日 (火)

大みそかのお話

年末ですな。一年が終わろうとしてる。
この仕事をしていると、盆暮れ正月は休んだことがない。
などとまるで働き者のように言うけど、
別に「休みたい」とか、
「たまには正月ゆっくりしたい」とか、
はたまた「休暇をとって旅行でも、」なんて考えたこともない。
心底、年末年始は海に潜り納め、潜りはじめでしょ!と思ってる。


何年前だろ? 30年くらいかな、
その日はたまたま大晦日に海がなかった日。
当時も年末年始は必ずどこかに潜り納め、潜り初めだ。
ずっとそう言うスケジュールでやってきたから、体質なんだろうね。
その日、会長と自分、そして三男の剛(会長の三男)とで熱海に行くことに。
毎週どころか週に4回も5回も熱海行ってて、
そいで大晦日にたまたま海がないからって、三人で熱海ってどうなのよ。
もう病気か、狂ってるのか。

熱海ではもちろん我々だけだったけど、
富士丸の一郎あにぃが快く船を出してくれて、
『あぁ、会長、今日は正月用に持って帰っても良いよ』と。
もう一郎さんも亡くなって随分たつし、時効だろう。
当時は漁師さんとの仲もそんな感じで、
蛸やら石鯛、アワビなんかが泳いで来たんだよ。
いつも入らないポイントに入れてもらって、
なんだかワクワクしたのを今でも覚えてる。
海から上がった後は、食堂で泳いできた魚は調理してくれる。
こちらも当時、年末年始無しの356日無休営業、ご存じ?富士丸食堂。
こわ~い富士丸ママ(故人)が美味し~い料理を作ってくれた。

こわ~い富士丸ママだが、この日は上機嫌。
目元も下がりっぱなしだったなぁ。
理由は一緒にきた三男剛くん。
なんせ富士丸でも小さい時から見てるから。
たしかこの時は中学生?
『久しぶりだねぇ、大きくなって』と母性本能くすぐられまくり。
そんな感じで、いつもより豪勢な食堂のご飯をいただいた一行は、羽村へ帰路。
そして到着したその時、事件が。

意気揚々とお正月の具材を見せるつもりで、
真っ先にクーラーをおろす一同だが、
玄関先で無言のプレッシャーをかけるママさん。(富士丸でなく会長の奥さま)
やりとりは詳しく覚えていないが、相当機嫌が悪かったのは覚えてる。
理由はこうだ。
日頃家のことを、ほぼほぼ何もしない会長。
大掃除ももちろんママさん。
しかし女手で重すぎるとか、手が届かない所を、
大晦日に会長に手伝ってもらう約束になっていたそうだ。
その約束を反故にし、ウチらと熱海へ。
そりゃぁ問題だ。さすがに俺でもわかる。
なんだか責任を感じた剛も手伝って、このあとガラス掃除したって話だ。


30数年前を懐かしく回想して思うことは、
年末年始は熱海なんだよ。海なんだよ。
そして海がないと、そわそわ、落ち着かない、年越せないんだよ。
何かを忘れたような気がして、もう不安なくらい。
てことで、『皆が休みの時も仕事して、いつ休むんですか?』とか、
『ほんと働き者ですよね』とかって言われるけど、
これ間違いで、ただ単に好きなだけ。

前出の会長と行った大晦日の時、
我々よりテンション低かったんだよね会長。
今ならわかるよ。だってお客さん居ないんだもんね。
あなたは潜り納めしたかな?潜り初めのご予定は?

 

さてさて、今年の年末年始はどんなだろう。。。

 

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正月用の縁起菓子 福梅が金沢から到着



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