海ご飯でやってみたい調理法
マンガとか小説読んでると、美味しいそうな料理が出てくること有るよね。
昔から料理系は人気があるんだと思う。
古くはビック錠の“包丁人味平”とか、池波正太郎の鬼平犯科帳とか、
クッキングパパや山本一力の“だいこん”などなど。
読んでると、すっごく食べてみたくなるよ。
そん中、とてもシンプルな調理法なのに、素晴らしくうまそうで、
『あ~自分もやってみてぇ~』と思う物がある。
それは、司馬遼太郎の“菜の花の沖”に出てきた。
主人公は江戸時代後期の海商、高田屋嘉兵衛。
嘉兵衛が蝦夷地で、アイヌの人達を労うのに飯を炊くシーンがあるんだけどね。
当時の蝦夷では稲作は無く、当然アイヌの人たちも米を常用とはしていない。
でも嘉兵衛はとびっきりのうまい白米をご馳走してやろうと、浜で飯を炊くわけ。
これが激うまなんだよね。
ただの白米なんだけど、その炊き方がすこぶる旨そうでね。
ポイントは大きな釜で飯を炊くときに、海水を適量入れるのだそうだ。
塩梅が難しそうだったけど、これがとてつもなく旨い飯に仕上がるんだとか。
プロの物書きが書くから旨そうな描写になるんだろうけど、
本文中何度かこのシーンがでて来るから、
その度に食べてみたいと思ったもんです。
この話をずいぶん前に、ウチでインストラクターをとった佐々木誠にしたことがある。
彼は高校生の頃にダイビングを始めたマセガキだった。
釣りが大好きで、いまでは自分のフィッシィングプロショップをやってる。
ウチでダイビングをしていた頃は、釣りに詳しかったこともあり、
『今度銭洲潜ってみませんか?』とか、
『八丈からソウフに行ってるらしいですよ』などとよくそそのかされたものだ。
で、そのマコピンに例の米の炊き方を話したときに、
『遠征釣りで乗り子が飯炊いてくれるんですけど、
米をザルに入れて海水で洗うんですよ。
やっぱりなんだか美味しいんですよねぇ。』と。
はい!それやってみたい。旨そう。
海水(塩)加減が難しいのはわかるから。
まずは海水で米を洗い、普通の水(当たり前)で炊いてみようと思う。
これからの伊豆の海は透明度も良くなるので、
少し沖にでれば海水も綺麗だ。
最初はさっと海水で洗い、米を海水で浸し、
船で戻ってきてすぐに真水に入れ替えてみる。
これで炊いてみて、もし激うま!までいかなかったら、
今度は潜る前に海水でひたし、1時間ほどしてから真水に入れ替えてみる。
そいでも変化がなければ、今度は水の5%を海水にしてと、、
旨いお焦げが出来るか楽しみだよ。
マコピン元気かね?
追伸1
このために飯炊き用の割れない土鍋(アルミ合金)を買った。のかな?
追伸2
1/9~11の伊豆大島。空席あと一人か二人。
行けるときに行っておかないと、、、行けなくなりそう。
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