小さな島の丘の上の宿
7月の島旅 その2
ここが口永良部島
7月【復活!屋久島&口永良部島、そしてニヨン礁へ】
《日 程》 7/23(木)~26(日)
この島旅のメインは何かなぁ?と真剣に真剣に考えた。
つまり、一番あなたに見て欲しい体験して欲しいほしい物は何かと。
楽しいことが目白押しで、とっても悩むが、
口永良部島での貴重な時間は、やっぱりはずせない気がする。
21歳からこの仕事をやってきて、
若い頃は島に行く度に、その島に住みたくなったもんです。
それが、大人になり年齢を重ねるごとに、
仕事として向き合うようになると(若いときも仕事なんだけどね)、
いつしか、島旅で訪れたその島に住みたいと思う気持ちを抱かなくなった。
『何も無いしな、』『ダイビングの仕事じゃ食っていけないだろうし』、
『人付き合い大変そう、、』
ところが、40代になって訪れた口永良部島は、
どこの島よりもなんにも無いのに、
心底うらやましいと思った。
一番の理由はあの民宿なんだと思う。
以前にブログに載せた記事
↓↓↓
~~さぁ出航だ~~
この日の予定は、口永良部島の到着前にデン島でダイビング。
ここのポイントのポテンシャルは、マジで凄すぎる!
いままででハズレは一度もない。
想像以上はあったけど。(デン島の水中の様子はここでは割愛)
さぁさぁ、見えてきた見えてきた!
今回のメイン、屋久島のとなりの小さな島。
きっと口永良部島の存在を知っている人はとても少ないと思う。
世界自然遺産登録と共に、年間相当数の観光客が来島するようになった屋久島。
その屋久島とは対照的に、
静かに素朴に、まるで心地よいそよ風のような、
そんな小さな小さな島が青い青い海に浮かぶ。
それが口永良部島。
この島がいいんです♪
~~何がそんなにイイの?~~
まず海がイイ。まったくもって素晴らしい。
珊瑚がめっちゃ綺麗で、海中トンネルがあって、
マグロが見れて、イルカにカメ、、
そして海底温泉、さらに透明度抜群なんだから。
書いてる自分が思う、
そんな所はなかなか無いよねって。
でも、今回特にみんなに見てもらいたかったのが、
海底温泉と丘の上の宿、民宿くちのえらぶ。
~~どんな民宿?~~
民宿くちのえらぶは、貴舩さんご夫婦が営むとても気持ちの良い宿。(故ご主人)
商売柄いろんな宿泊施設に泊まったけど、
ここほどオンリーワンを感じる宿はそうはない。
(宿泊したお客さんに、リゾートホテルとの対比を聞いてみたことがある。
そしたら『いやいや断然この民宿ですよ、
ホテルはお金出したら普通に泊まれるじゃないですか』と)
貴舩さんご本人が小学校の廃材を使って八年がかりで建てたという民宿は、
どこか懐かしいにおいがする。
テラス?からは東シナ海が望め、
硫黄島、開門岳がまるで絵画のように見える。
何にもしないで椅子に腰掛け、ぼぉ~といつまでも景色を見とれていたい。
懐かしい
この島では温泉も楽しみの一つ。
口永良部島には4つの湯があり(海底温泉入れると5か?)、
4つとも成分が異なり、それぞれの趣が。
湯向港から直ぐの湯向温泉は絶対入った方がいいよ。
この島では珍しく?、男女別に分かれた湯船には、
びっしり、たっぷり湯の花が浮かび、
湯温もちょうどいい。(協力金200円、申し訳ない)
夕方まで海遊びをした我々はさっそく民宿へ。
港から丘の上の民宿に向かうまではほぼ何にもない。
もちろんお店もない。人にも会わない。
野生の小振りなシカがいて、こちらを見るなり逃げていくのが印象的。
(島の人口150人、鹿3000頭!)
民宿くちのえらぶのこの日の夕食は、、
ジャガイモたっぷりオムレツ、大名タケノコの天ぷら山盛り(凄いタケノコの量)、
シカ肉の竜田揚げ、イカ刺し等、ご飯は黒米だった。
どれも島で穫れたものを使った手料理。
夕食まで景色を楽しみ、建物のあっちこっちを見てはしゃいで、、
海底温泉でのダイビングも含め、たっぷり楽しんだので、
この日もあっという間の就寝タイム。
海底温泉の様子はまたこの次に・・・つづく
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ここまで以前の記事。
どこでも島は高齢化が進む。
産まれた子供たちが大きくなると、
進学のためには島外に出るしかないわけだから。
ある程度の人口規模があったり、
観光客が多く訪れる島なら、Uターンで就職という選択しもあるだろうけど、
小さな島では、望んでもその生活が厳しいものだと思う。
しかし、口永良部島は不思議と子供が多い。
貴舩さんにも島にお孫さんがいた。
自分たちが思う価値観を、その子供も共有できるってのは、
なかなか教育だけでは繋ぐことができない気がする。
親の背を見てってやつだろうか。
素晴らしい。