能登半島沖のブリの行方は?
能登半島沖のブリの行方は?
大寒を過ぎたけど、やっと寒さ本番で冬らしい気温になってきた。
全国的にもそうなのかもね。
やっぱ冬には冬、夏には夏らしい気候でないと困っちゃう人たちがいっぱいだよ。
スキー場も『やっと、、、』と安堵してるんでは無かろうか。
海の中でもそんな声が聞こえそう。
10月頃だったかな、金沢のオフクロが、
『ガンド(鰤の手前)がいっっっっぱい揚がって毎日大変や』と電話があった。
そっちに送るからねってありがたい電話だったんだけど、
同時にこんなことも、
『今の時期にこんなデカいのいっぱい揚がったら、
冬穫れんがじゃないかとみんな心配しとる』
案の定と言うか、12月の一番値が張るときの鰤が少なかったようだ。
“能登天然寒ぶり”ていったら正月前は超高値。
1本9万とかする高級魚なわけだから、市場関係者も気が気でない。
そんな折り、いま、金沢港では凄いんだって。
10キロクラスの鰤が、わんさかわんさかなんだそうだ。
『正月前だったら良かったのになぁ』とみなさん口を揃えてつぶやくそう。
養殖と違い、天然は天候任せ海任せだから大変。
きっと例年この傾向は強まるんじゃないかなぁ。
今までの寒い寒い季節がなかなかやって来なくて、どんどんずれ込む。
そんな2月の声が聞こえた頃の遅れた活気。
あまりの水揚げ量に、オフクロも老体に鞭打ち、連日市場に出勤してるそうだ。
しかし、デカい寒鰤を担げるわけでないだろうし、
いったいあの歳で、どんな手伝いするんだろう?
母『もう少ししたら手頃なサイズも入るから、そうしたら送れるわ』
とは金沢賞の鰤のこと!!!
おおおぉぉ~
しかし、当選した方が最近一向に顔を見せない。
どうしたんだろう?元気なのかな?
おーい、クリスマスパーティーで金沢賞当てたKさーん。
『このままじゃ、金沢賞届いちゃいますよぉ。
もしくは寒鰤季節終わるとか、、、、』
顔出して下さいねーーーーーと♪。
“能登天然寒ぶり”と書いた発泡がトラックに積まれ、連日豊洲に向かって走る。
冬の海の味覚話でした。