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2020年1月28日 (火)

能登半島沖のブリの行方は?

能登半島沖のブリの行方は?


大寒を過ぎたけど、やっと寒さ本番で冬らしい気温になってきた。
全国的にもそうなのかもね。
やっぱ冬には冬、夏には夏らしい気候でないと困っちゃう人たちがいっぱいだよ。
スキー場も『やっと、、、』と安堵してるんでは無かろうか。


海の中でもそんな声が聞こえそう。
10月頃だったかな、金沢のオフクロが、
『ガンド(鰤の手前)がいっっっっぱい揚がって毎日大変や』と電話があった。
そっちに送るからねってありがたい電話だったんだけど、
同時にこんなことも、
『今の時期にこんなデカいのいっぱい揚がったら、
冬穫れんがじゃないかとみんな心配しとる』
案の定と言うか、12月の一番値が張るときの鰤が少なかったようだ。
“能登天然寒ぶり”ていったら正月前は超高値。
1本9万とかする高級魚なわけだから、市場関係者も気が気でない。


そんな折り、いま、金沢港では凄いんだって。
10キロクラスの鰤が、わんさかわんさかなんだそうだ。
『正月前だったら良かったのになぁ』とみなさん口を揃えてつぶやくそう。
養殖と違い、天然は天候任せ海任せだから大変。
きっと例年この傾向は強まるんじゃないかなぁ。
今までの寒い寒い季節がなかなかやって来なくて、どんどんずれ込む。


そんな2月の声が聞こえた頃の遅れた活気。
あまりの水揚げ量に、オフクロも老体に鞭打ち、連日市場に出勤してるそうだ。
しかし、デカい寒鰤を担げるわけでないだろうし、
いったいあの歳で、どんな手伝いするんだろう?


母『もう少ししたら手頃なサイズも入るから、そうしたら送れるわ』
とは金沢賞の鰤のこと!!!
おおおぉぉ~
しかし、当選した方が最近一向に顔を見せない。
どうしたんだろう?元気なのかな?
おーい、クリスマスパーティーで金沢賞当てたKさーん。
『このままじゃ、金沢賞届いちゃいますよぉ。
もしくは寒鰤季節終わるとか、、、、』
顔出して下さいねーーーーーと♪。

 

“能登天然寒ぶり”と書いた発泡がトラックに積まれ、連日豊洲に向かって走る。
冬の海の味覚話でした。

Pic000077
寒鰤の大きさ比較。2016年

 

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