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2019年12月13日 (金)

【イケメンがなぜモテるのか?】

【イケメンがなぜモテるのか?】

昨日はぽかぽか陽気で、おかげで掃除がはかどったよ。

さて、ぽかぽか陽気なときは読書。
先日の定休日、ねらいを定めて紀ノ国屋で買ったのが、
「人間の性はなぜ奇妙に進化したのか」ジャレド・ダイアモンド
マジ面白い。そして為になる。
性だけでなく、結婚観や男女の関係、
パートナーシップの考え方そのものが、根元から揺らぐほど勉強になるよ。
恋愛、不倫、性行動、男女の戦略、愛情、、、
これらがまるまる一冊、進化生物学の元に解説されている。

動物の場合、たとえばラットやスズメやリスだと、
その求愛行動は考えて、意識してのことでなく、
遺伝子に組み込まれての行動であると理解され、説明される。
でも、意識していると思っているのは人間だけで、
つまり、あなたはそう思ってイケメン(またはお金持ち)にすり寄る行動しているだろうけど、
それも進化における遺伝子の選択。


【魚には意識があるのか?】
最新の科学的研究で立証されたことに、
「あらゆる哺乳類と鳥類、一部の爬虫類と魚類には情動(感情など)がある。」
わかりやすく言えば、動物にも感情と意識があるんだよ。
じゃあ意識とはなんで、どこにあるのか?
それは心なのか、では心はどこにあるのか?
心は脳内の信号であるならば、それは単なるアルゴリズムでしかないのか?
残念ながら、今の科学では“意識や心”を解明はできていない。


ところで、動物にも情動があるって話だけど、
そんな物は科学者に今さら言われる前から知ってたね。
幼稚園くらいの時には気づいてたよ。
自分の実家では、子供の頃から猫を飼っていて、名前はメリ。(今思うと不思議な名)
でこの猫が自分のこと嫌いなんだよね。
理由は簡単で、いじめるから。
『おいでおいで』などと呼び寄せ、
喉や耳の裏など、猫が喜びそうな所を手慣れた手つきで掻いてやる。
気持ちよさそうにしたメリを、
みかんの皮を「エイ!」と絞って鼻に浴びせるとか、
耳の中に番茶を垂らすとか、
髭を引っ張るとか、、、。
と、こんな事をされるわけだから、猫が自分のことを嫌いになるのは当たり前で、
『あ、またこのガキなんかやるな』と
はっきりメリが思っているだろうことは、
幼稚園児の自分でも認識してた。


さらには、魚にも意識はある。
コレも間違いないこと。
潜って確実にそう思うのは、
コブダイ、クエ、タコだ。
これらはほぼ確実に、そこそこの頭脳があり、
かつ意識、つまり心があると思う。
特に、タコなんかは、
『あ、いけね!バレた』って顔するもんね。
それに館山波左間のコブダイの頼子は、
間違いなく荒川社長と意志疎通してるし。。。


生物進化にまつわる書籍は本当おもしろい。
本棚の1/3はこの手の本。
世界的なベストセラーになった、ユバル・ノア・ハラリのサピエンス全史も、
我々人間の進化の歴史をつぶさに書き記したもの。
これらの生物進化にまつわる本を読んでいて思うのは、
・人間も動物であること、
・他の動物と比べ、人間だけが優れているという事はないこと、
・地球は人間の物ではないこと、
・その地球にとって、人間は大いに厄介者であること。
こんな事を気づかせてくれる。

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ユバル・ノア・ハラリ著


最先端コンピューターと高速ネット通信、先端医療、、
これらのレールのほんの先にある、これからのAIや遺伝子工学。
そしてその先には、
いつまでも死なない、生き続ける人工知能としてのあなたと、
神の領域を手に入れ、行使する人間。
どこまで進んで、どこに行くんだろう?、、、


猫やタコとじゃれ合い、生命や意識について考える程度が楽しいんだけどね。

 

 

追伸
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2月は金目しゃぶしゃぶ!

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