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2019年10月24日 (木)

“たちがみ”って知ってる?

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先日の黒島の東立神

 

“たちがみ”って知ってる?

鹿児島の離島では、○○立神、立神(たちがみ)、という岩が実にたくさんある。
それは大隅諸島の島々から、奄美に至るまで必ずと言っていいほどあるんだよね。
どれも、島から少し離れたところに孤立するように立つ岩のことで、
漁師が目印にしたり、安全の祈願や信仰心の対象となって来た。

今回の遠征でも、
黒島では南の立神、東の立神、硫黄島で西の立神、
竹島はコモリの立神、エーメ立神などなど。
口永良部島にも女立神、男立神があり、
トカラ列島の島にも必ずといって良いほどある。
ちょうどそんな立神の話を前畑船長としていると、
『臥蛇島の立神は潜ったことある?あそこの立神が一番かっこ良いですよ。』
とそんな話になった。
確かに臥蛇の木場立神(こばたちがみ)は、立神界のボスキャラかもしんない。
高さ百数十メートルあるその勇姿は、誰が見ても威厳を感じ、
また恐れを抱かずにはいられないもん。

 

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枕崎 立神

 

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臥蛇島 立神

 


ここで、なかなかナイスなことを思いつく。
各島々の、立神を潜る島巡りってのはどうだろうね?
達成できたら、なんか凄い良いことが舞い込んできそうだ。
例えばこんな感じ。
初日、まずは枕崎火の神公園の立神を出発。
ここは枕崎港をでると必ず目にするシンボル。
ちなみにここだけなぜか“たてがみ”と読むようだ。
昼に硫黄島の立神を潜ってから、口永良部島に移動。
その日は口永良部島の丘の上の小さな宿に。
二日目、口永良部島の女立神、東の立神に潜水。
その後ニヨン礁を経由し、トカラ口之島へ。
3日目はいよいよボスキャラの臥蛇島の立神を拝み、
中之島の温泉で休憩後、屋久島へ。
屋久島では首折れサバに舌鼓し、愛子(焼酎)で乾杯。
4日目は北上。黒島の南立神を西立神と攻め、枕崎立神へと戻る。
とまぁこんなマニアックな立神コースだ。
移動も含めると行程は5日間。
来年はもう、この島旅の入る隙間がないから、再来年2021年かな。

 

再来年と言えば、久々に徳之島の希望があった。
徳之島っていったら、25年位前は年間8回位は行ってたと思う。
なんせ年間300名を引率したくらいで、
当時のJASのチケット販売のお偉いさんが挨拶にきたくらいだ。
もっぱら島からのんびりビーチエントリー主体だったけど、
年に一度、船をチャーターして、
トンバラやカケロマ島との間の与路島に遠征に行ったね。
素晴らしい珊瑚と素晴らしい透明度に感動し、
当時は『何でここ来ないの?』と率直に不思議に思ったものだ。
いい船、いい船長との出会いがあれば、
今でも直ぐに行きたいくらい魅力的な島。
温泉がないのがちょっと残念だけどね。

 

 

追伸
来月頭は秋の八丈島へ。
11月上旬は水温も高く、魚も多いから楽しみ。
しかも往路は久々の❝さるびあ丸❞。
復路は橘丸で、そりゃぁ新しい方がいいけど、
比べてみるのもいいかもね。

 

 

 

 

 

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