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2019年8月 9日 (金)

ところで、無人島ってどこなの?

『ところで、南九州無人島って、何処?』と聞かれるので、

 

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初めてその存在を知ったのは、15年ほど前。
トカラに潜りに行ったときに、枕崎を出て、初日一発目にデン島を潜る予定だったけど、
直前に抜けた台風のウネリがあって、硫黄島の陰で潜ることにした。
(確かこの時も、ツアー中止にするかどうか気を揉んでのスタートだで、
天気晴朗なれど波高し、だったと思う。)
船の上で松尾船長が、
『あの一番西にあるのが黒島です。』と指さす、
『その先に、宇治草(うじくさ)があって。そこもいいですよ。近いし。。』

宇治草ってのは宇治群島と草垣群島のこと。
九州地方の釣り師、遠征好きダイバーには言わずと知れた絶大な人気のポイント。
であるけど、関東で仕事をする自分にとっては初めて聞くどころか、
その位置関係もわからないくらいだった。
枕崎の南方に三島村と言うのがある。
東から竹島、硫黄島、黒島の三つ。
トカラに行くときには、この間を通り南を目指すわけだけど、
せっかく良い海があるのだからと、だいたい一発目に三島村のどこかで潜ることが多い。
しかし宇治草垣だと、一番西の黒島よりもさらに西に存在するため、
このコースから外れることになる。

 

この翌々年から、トカラとは別に南九州無人島ダイブサファリがスタート
“宇治群島”(うじぐんとう)
そこは鹿児島県枕崎の西方沖、約80Kmにある東シナ海上の無人島群です。
ここから有人島で一番近いのは、北東50Kmの下甑島。
群島と言うからには、名前の付いてる島がいくつか有って、
灯台と避難港のある家島、向島、西立神島、雀島、鮫島など多数の小島、岩礁からなる。
家島(宇治島)は江戸時代から漁業基地として利用されてきたんだけど、
現在は完全な無人島。訪れるときはチャーター船を使う以外交通手段がない。
と、これが南九州無人島のあらましだ。

 

【さらに南方が気になる】
この宇治群島のさらに南方に、草垣群島(くさがきぐんとう)がある。
宇治からでも35kmほど離れている上に、
上陸できる避難港がないため、もっともこの海域では距離も含め行きにくい。
ただ、かなり昔から人が住んでいたようで、
縄文時代、古墳時代の土器や石斧などの遺跡が出土していると言う秘境度満載の島。

主島は、灯台のある上ノ島、下ノ島、中ノ島、南小島の4つで、
周囲は無数の小島、岩礁がある。
“行きにくい”=“魅力”、となるのは釣り師とダイバーくらいかな。
昔から、『宇治より一桁魚がスゴいよ』なんて言われて、
一桁ってどうスゴいのか?
魚が多いのか、デカいのか?
見たこともない環境なのか?
などと謎が深まるばかり。そこは行ったことがないのでやっぱり魅了される。

 

ん~ん、やはり視察かな?
宇治みたいに、上陸キャンプできるわけでないから、
ここは一番近い黒島に宿泊し、そこをベースに攻める形だろうと思う。
初日に枕崎を出て、硫黄島~デン島で潜り、黒島へ。
その日は黒島に宿泊し、翌早朝に草垣群島へ。
午後に枕崎に向け進路を北東にとり、夕方入港。
できれば西の季節風が吹き出す前に、行きたいと思ってる。
10月中旬あたりだろうか?
視察同行者、カモ~ンヌ!

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