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2019年5月 4日 (土)

一週間の八丈島

 

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快晴凪ぎの中入港
最終日の橘丸

 

一週間の八丈島、あっちゅう間だった。
一緒のゲストさんも、
『最初はそんなに長く居て、飽きるかなぁと思ったけど、
まだまだ居れる!。あっと言う間。
暇な時間が全くなかったぁ』と。
同感同感。

今回は楽しみにしていたカツオが無かったんだけど、
その分おいしい春トビを船長から沢山いただいて、
おいしいフライが沢山食べれた。
トビのフライってのは、ほ~んとクセがなくって何個でも食べれるよ。

 

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船長から頂いたアカサバ

 

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中山さんからお土産の黄八丈サブレ
なんとレモン味NEW

 

宿泊施設オーナーの中山さんご夫妻。
『快適に過ごして欲しい』と言う気持ちが、すごい伝わってきた。
毎日の朝食を出していただくときにも、
『素人が作るからお口に合うかどうか、、』とか
『少し火を通しすぎて堅いかもしれないので、』や
『今日のお汁は麦雑炊にしたんですけど、炭水化物ばかりですみません、、』
などなど、一生懸命作って頂いた。
まさに、この初々しさがとても心温まり、
ありがたく感じ、今回の八丈でもっとも印象深かったと思う。


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追記
中山さんと話していて、
茨木のり子の詩にあった
“初々しさが何よりもだいじなの”を思いだした。

 

【汲む】
大人になるというのは
すれっからしになるということだと
思い込んでいた少女の頃
立居振舞いの美しい
発音の正確な
素敵な女のひとと会いました
そのひとは私の背のびを見すかしたように
なにげない話にいいました

初々しさが大切なの
人に対しても世の中に対しても
人を人とも思わなくなったとき
堕落が始まるのね 堕ちてゆくのを
隠そうとしても 隠せなくなった人を何人も見ました

私はどきんとし
そして深く悟りました

大人になってもどぎまぎしたっていいんだな
ぎこちない挨拶 醜く赤くなる
失語症 なめらかでないしぐさ
子どもの悪態にさえ傷ついてしまう
頼りない生牡蠣のような感受性
それらを鍛える必要は少しもなかったのだな
年老いても咲きたての薔薇 柔らかく
外にむかってひらかれるのこそ難しい
あらゆる仕事
すべてのいい仕事の核には
震える弱いアンテナが隠されている きっと、、、
わたくしもかつてのあの人と同じぐらいの年になりました
たちかえり
今もときどきその意味を
ひっそり汲むことがあるのです。

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