感動したのを覚えてる。
昨日の伊豆半島日帰りのロケーションは、沼津近くの静浦。
午前中けっこう吹いていた北東風も次第に収まり、ポカポカ陽気に。
今年はフルフェイスマスクのお陰で、冬でも快適に、寒さを感じず潜れたね。
喉も渇かない、顎が疲れない、そして暖かい。
なんか、世間で冬場に、もっとブレイクしても良い商品だと思うが、、
いかんせんビジュアルがゴツく感じるからかな?
海で見かけたことがない。
でもフルフェイスマスクと言えば、お店で30年近く前にユーザーがいてね。
てるおちゃんと呼んでいた男性で、顎に麻痺がある方。(同じ年くらいだった)
最初は、通常のレギュレーターのマウスピースを、
片手で押さえながら講習してもらった。
もちろんマンツーマン。
でもさすがに、ずっと片手で押さえているわけには行かなくて、
油断するとすぐに口からポロり。色々やってはみたのだけど、、、
その後、本人と相談して、
某メーカーのフルフェイスマスクを購入してチャレンジする事になった。
今度は、マウスピースをくわえる必要がないのでばっちりだろう!。
ところが、
2、3m潜ると本人バタバタ。
なんだかうまく行かないし、すぐに水面に上がりたくなる。
そん時に、実際一緒に潜っていたけど、
『く、くるじい〜』と本人。
こんときゃ、こっちも凹んだね。
泣きそうなくらいのうったいかけで。
で、その後どうしたかと言うと、
結論言うと、
呼吸のしやすいフルフェイスマスクを再度購入!
と簡単に話したけど、ちょぅっと整理してみる。
1)通常のレギュレーターで講習開始
↓
うまく行かない。口から外れる
↓
2)某フルフェイスマスク購入し再チャレンジ
↓
今度はきっとうまく潜れるよ、くわえなくても良いしね。
↓
息苦しくて潜れない・・・
↓
3)レギュレーター一体式のフルフェイスマスク購入
たしか、2)〜3)に行くときは、当時のスタッフ間でもかなりかなり葛藤があった。
なんたって、一体式のフルフェイスは当時の価格で20万円ほど。
しかも2度失敗している。勧める方も二の足踏む状況。
買っても確実にうまく行く(楽しめる)かどうかは分からない。
このとき、彼にマスクを勧めたインストラクターの先輩は、本当に素晴らしいと思う。
てるおチャンも、説明を聞いて
『ぼくぅ、潜りた〜い』と
あ、あ、なんか思い出して感動してきた。
その後、彼は、講習を終え。少々たくさん空気を使うくらいで、
熱海ボートダイビングも問題なく楽しめるほどに。
ビタガ根に一緒にもぐった時、感動してたもんなぁ〜。
そりゃもう、すぐそのフルフェイスマスクのメーカーに電話して、
『バァッッチリ!本人感動してます。
呼吸がぜんぜん楽だって。』って。
ポイントは呼吸のしやすいフルフェイスマスクと言う事だけど、
それだけでなく、
しっかりお勧めしたインストラクターと、
潜れるようになりたいと言う本人の気持ちですね。
追伸
てるおチャンの使った、ダイブウエイズの一体式フルフェイスマスクは、
今ではもちろんハンディキャップのある方だけでなく、
世界の報道現場やドキュメンタリー撮影、映画撮影などに大活躍。
made in 下町の技術。