薩摩離島
硫黄島(いおうじま)
世間では、海外からの旅行者急増で、
オーバーツーリズムが騒がれておりますが、
そう言ったことに、この島は無縁でしょうねぇ。
この機会で行かなかったら、絶対行かなかったであろう島旅。
薩南諸島に属し、小笠原の硫黄島と区別するため、
薩摩硫黄島とも呼ばれます。
ここでのダイビングは、世界でも非常にまれな、
海底カルデラを潜るダイビング。
どういう事か言うと、
硫黄島は竹島、黒島と並び三島村を形成するのだけど、
これらは鬼界カルデラに含まれる火山島。
つまり、巨大な海底火山が有り、そのカルデラの北縁で、
その水面に出ているところが硫黄島、と言うことだ。
“鬼界カルデラジオパークを潜る”硫黄島ダイブクルーズなんですよ
硫黄島は他の島々と比較しても、非常に不思議な魅力満載の島。
《その一.世界でもオンリー1!真っ赤な港》
マジで港の海水が真っ赤っかなんだよね。
海底から鉄分と硫黄分の多い温泉が噴きだしていて、
それと海水が触れることで、化学反応を起こし真っ赤に変色しているわけ。
と説明を聞くと、「なんだそうなんだ」と思うかもしれないけど、
絶対見たら驚くから。そして、これが美しいんです。
港の中は濃いオレンジに近い赤。
そこから沖に向かうにつれ、
海の綺麗な群青色へとグラデーションしていく様は、
まるで海に絵の具を垂らしたよう。
なんんとも不思議な世界。見入ってしまう。
《その二.死ぬまでに訪れたい絶景露天風呂に選出》
火山島だけに、島のあっちこっちから温泉が噴きだし、
また硫黄がもくもくとあがっています。
その中でも特筆すべきは、海を見下ろす断崖にある東温泉。
東シナ海を一望する、超ワイルドな露天風呂には一生に一度は入ってみたい!
まさに秘湯中の秘湯だ。
《その三.クジャクの島?》
硫黄島には孔雀があちこちで沢山見られる。
もちろん野生の孔雀だから、さわらせてくれるわけではない。
でも、なんでこの島に?
ヤマハリゾートがリゾート開発をねらい、
空港を整備しホテルを着手。そのときに観光の為に持ち込まれた孔雀が、
リゾート撤退とともに野生化したもの。
もともとはこの島に居たわけではないんだけど、
暖かい気候と、島のワイルドな自然とで妙にその存在が調和してる。
今回の宿泊する民宿の名も、“孔雀の里”と言います。
《その四.アフリカ民族音楽の島🎵》
ジャンベと言う楽器をご存じかな?
ギニア周辺の西アフリカの伝統打楽器だ。
その世界的奏者のママディ・ケイタさん(世界60カ国以上で活躍するソロ奏者)が、
ジャンベスクール日本校の、ここ硫黄島開校にたずさわる。
ママディ・ケイタさんは、
『自分は小さな村出身だから、
日本でのコンサートも小さな村で、子供達と一緒に演奏したい』と言う願いから。
島の集落では、昼間このジャンベの心地よい音楽がいつも鳴り響いていて、
行ったことはないけど、西アフリカの自然を思わせる。
まだまだあるよ。ここから本番だ
このように、魅力満載の島旅となること間違いないのだけれど、
醍醐味はこれだけではない。
やっぱりここ周辺の海域の海中が、スゴいんだよね。
どんな風にスゴいのか、一言で表すのは難しいけど、
そこを一言で言い切ってみる。
『沖縄と伊豆と伊豆諸島がごちゃまぜになった海』
デン島
ウメイロモドキ、クマザサハナムロが群れ、ムレハタタテダイが万匹。
オキアジにギンガメ、ツムブリ、イソマグロ(しかもここのは超デカい)と来て、
岩礁には一面イボヤギが咲き誇る。
大きなタテジマ、サザナミヤッコがいたかと思えば、
ミギマキ、ニザダイがこんにちは。
ほら、ほんとに不思議な海だね。
【鬼界カルデラ・ジオパークを潜る】硫黄島ダイブクルーズ
5/24金)〜26日) 二泊三日 4〜6ダイブ
今回この魅力あふれる海へは、鹿児島からチャーターボートで訪れます。
硫黄島だけでなく、最終日には枕崎、指宿観光も!
チャーター船には定員がございます。
お早めのお申し込みが吉♪