【冷、温暖化、楽園】
今年は昨年末から『水温が下がらないねぇ』と言われていて、
年明けの一月上旬の熱海でも、水温17〜19度。
この温度だとミツボシも元気元気で、数も多い多い。
ところが、二月に入ってやっぱ水温下がったよ。
と言うか例年通りの水温15度になると、
とたんにミツボシ君の元気が、、、
住まいのイソギンチャクから、あれほど元気に中層を泳いでいたのがもう、
今や、体を丸くして縮こまるかのごとくに、
いや、実際イソギンチャクにじっと身を潜めていた。
仲間の数も、ぐっと減ってのこと。
あれだけ沢山いたのに。
仲間がいなくなったと言うことは、
ミツボシクロスズメダイの場合、
イソギンチャックを離れては生きないだろう事を考えると、
お亡くなりになってしまったと。
いつの日か、熱海が彼らにとっての楽園になることを夢見て。。
なんて風に悲しそうに書いたけど、
これは毎年毎年起きている海中のライフサイクル。
彼らにとって一年中の楽園になると言うことは、
他の種にとって苦痛である可能性も。
実際、カジメなどの海藻の激減っぷりは半端ではないし、
当然ながら、アワビの数の少なさといったら驚くほどだ。
ミツボシ君にとって一年中居心地が良くなると言うことは、
アワビやカジメ、海苔海藻類にとっては住みにくくなると言うこと。
来週あたり潜ると、さらに数が減ってるだろうなぁ〜、ミツボシ君。