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2/1に都内で器材メーカーの展示会がありました。
主要メーカー21社が出展し、
今年の新商品や主力商品の展示と商談が行われました。
サラッと目を引いていたところでお話しすると、
人気を集めていたのは次の3つ。
・8年ぶりにコンパクトデジタルカメラ機種がシーアンドシーより発売。
・ウォッチタイプのフルカラー画面のダイブコンピューターが3社からリリース。
・快適性の追求が進化するドライスーツ。
【簡単だけど本格的】
水中撮影機器関連のメーカー、老舗のシーアンドシーは、
ここ数年はストロボ、一眼レフ、ミラーレスハウジングの発売はあったんだけど、
コンデジの水中ハウジング(カメラを水中に持ち込むためのケース)の発表はとんとない。
すっかり市場をオリンパスに奪われた感じがある。
ところが、今年八年ぶりに投入されるのが、
“気軽に簡単だけど、本格的水中撮影を”
のコンセプトのデジカメとハウジングのsetを発売。
試作機を見てきたけど、
コンパクトでありつつ、小さすぎないので操作が楽。
また、デジカメ本体が14m防水で、
ハウジングにsetすることにより55m防水を実現。
このため水没の危険性が極めて低いスタイル。
価格も含め、これから水中撮影をしてみたいあなたには、
魅力的な商品になると思う。
4月発売。これから水中写真を始める人に
【見やすいフルカラー】
世界のダイビング事情と日本のダイビングでは違いがある。
気候だったり、お国柄だったりで、
ヨーロッパでは主流なのに、日本ではそれほどでもとか、またその逆も。
ダイビングコンピューターもその一つ。
日本では従来から、なぜか圧倒的にリストウォッチタイプが主流で、
ゲージに取り付けるタイプや、
大きなダイビング専用のボックスタイプの売り行きは、
リストタイプに及ばない傾向がある。
でも、非常に多機能で頭のいいダイビングコンピューターを作ると、
それは大体がウォッチタイプでは無くなる。
バッテリーの容量の問題と視認性が理由。
分かりやすく言うと
今まで、計算能力が高く見やすいコンピューターを作ると、
それは比較的大きなボックスタイプになるわけで、
世界のダイビングではこちらの方が主流。
そこに、やっとダイビングにも風穴があいた感じ。
考えてみれば、iphonウオッチなんか偉い小型だもんねぇ。
『見やすく賢いのに、小型リストウォッチタイプ』
つまり、フルカラーのスマートダイブコンピューターとでも呼ぶべきジャンルだ。
今年紹介されていたのは3社。
イタリアのRATIO、カナダのシェアウォーター、そしてアメリカのガーミン。
価格ではRATIO、見やすさならシェアウォーター、
多機能スマートならガーミンと言った印象。
見やすさの面から、今後フルカラー化が進むのは間違いない。
ちなみに価格は、、、
ちょぅっとお高めだった。。
カナダsharewater社製
驚くほど視認性が良かった
あのポータブルGPSのガーミン社から。
もちろんGPS機能付き
イタリアRATIO。
価格の面で最も控えめな10万
【動き安くって一人で着れる】
もっとも新商品の展開のし易い物がダイビングスーツ。
生地や機能面が変わらなくても、
デザインの変更を加えるだけで目を引くのはわかるね。
スーツメーカー国内主要4社(サンファン、ワールドダイブ、ゼロ、モビーズ)が出そろった今年、
デザイン面以外で大きな機能面の変更があったのは、サンファン。
業界一伸びるドライスーツ生地で作られたハイブリッドドライの、
防水ファスナーを前方斜めに変更。
これにより、一人でのファスナー閉開が可能となったセルフエントリースタイル。
セルフエントリースタイルは他のメーカーにもあるモデルではあるんだけど、
それでも主流にはなっていない。
(各社採用してはいるが、バックファスナーは依然根強い)
理由は、それなりに着脱にコツがいるから。
まぁ、もっと言うと、
体型によってはかなり難しいという所があるのが事実。
ところが、今回展示会でのデモをみる限り、
かなり着脱がし易いようだ。
あの、のびのびの生地が理由で、特に脱ぐときのストレスもなく、
まさに一人で楽にと言ったイメージ。
でも、実際自分で着てみないことには、本当の所はわからないので、
早速これは営業さんにモニターを持ってきてもらうことにした。
着脱に問題なければ、一着作ってみようかなぁ。
以上、注目を集めていた3点の内容でした。
追記
他に小物も色々あった。
中でもドライスーツの手首の着脱をスムーズにするローションと、
インナーの新作は、なかなかいいなぁ〜と思う。
ローションはほんの一滴をリストにつけるだけで、手首の装着がスルスル。
ダイビング後は、濡れた指先をリスト内側に入れ、
くるっと回すと、またスルスルが復活!
成分もかなり環境や肌を考えたものだけに、
女性には特にうれしい商品だと思われる。
インナーは素材や厚みもそうなんだけど、
デザイン、シルエットがなかなか今風のスタイルだったので、
これは後日画像を載せますね。
着用後すぐに温かさを感じる。
タイトすぎず、ゆるすぎずのシルエットに
薄すぎず厚すぎない絶妙の生地だった。