われらをめぐる海
われらをめぐる海
レイチェル・カールスン著
レイチェル・カールスンと言えば、
池上章さんの“世界を変えた10冊の本”に選書されている、
〔沈黙の春〕の著者。アメリカの海洋生物学者だ。
30年以上前の本なので、科学的なデーターは新たな発見とか当然あるだろうけど、
なんだか詩的な説明と相まって不思議な魅力がある。
これを読むと、夜の海に非常に興味がわいてくる。
是非ナイトダイビングの前に
“深海には星がある。そしてここかしこに、月光のような、
無気味ではかない光り物が見られよう。
なぜなら、暗い水の中に住む魚族のおそらく半分、
それから多くの生物たちが神秘な発光現象を表すからだ。
多くの魚たちは、意のままに点滅できるトーチを持っている。
思うにこれは、、、、、”
そうそう、あなたがダイバーなら、
海の中で「天ぷらノイズ」って聞いたことあるでしょ。
え!ない? 知らない?
そりゃいかん!
この本で、その天ぷらノイズの正体を解説しているが、
にわかには信じがたい内容だ。