島タビ
今日は“旅”の話でなくタビの話。
そう、足袋(タビ)のこと。
足袋を履いたことあるかな?
今でも和装や祭り、高所作業、森林関係ではもっぱら現役で足袋が使われている。
特に足場の悪いところでは、この地下足袋が大活躍。
踏ん張りがきくのと、足裏の感覚がダイレクトに伝わり、
岩や斜面の表層の形状を足で察知できる。
転倒や落下防止につながるだけでなく、
作業が早くなるのと、疲れもたまらないのだ。
この日本が誇る職人さん御用達の履き物が、
海外旅行客のお土産として、今や人気なんだとか。
地下足袋の外側にポップなデザインを印刷したものが、
飛ぶように観光客が買っていくのをテレビでもやってたね。
『機能性があって、デザインがすてきで、疲れないらしいじゃない。
しかも日本の職人の手作りなんだから!ワンダフォー♪』
とは海外観光客の談。
さて本題。
このタビを自分も数年前まではもっぱら愛用していた。
それはもう無くてはならない相棒で、
伊豆や冬場の南国に行くときはもっぱらコレ。
“マリンタビ”の愛称のとおり、海で履く足袋だね。
暖かくて、疲れないし磯場も快調と非常に重宝していたのだが、
残念ながら絶版。
仕方なく類似品ってのかな、
タビなのになぜか海外生産のものを買ってはみたが、
ガッカリするありさま。。。
以来復活を望むも兆しは無く、違うブーツを使っていた。
そもそも、このタビと普通のマリンブーツとどこが違うのか?
ポイントは3つ。
ファスナーがない、足裏が薄く本体と一体、足の指が分かれている所。
この3点が普通のマリンブーツと違う。
特にソールと本体が一体なのと、足指が分かれていること、
つまり、まさにココがタビであることだけど、
コレによる効果がすばらしいということ。
(これは履いた人間にしか分からないかも)
でも廃盤品、、、
復活!made in JAPAN
ところが!
この度タビ、復活したんだよね。
で、早速久し振りに使用してきた。
すると、
滑らな〜い
踏ん張りばっちりぃ〜
足疲れな〜い
あったか〜い
そして、
フィンキックまでもが足先に感覚が伝わり、
『やっぱ違うなぁ〜』と、あらためて実感。
でも、良いことばっかり書いてもフェアじゃないからねぇ。
ちゃんと短所も書いておこう。
・ファスナーないから着脱がしにくい
・水温高いところでは暑すぎる
・足幅が広くなり、フィンがきつくなる事も
・小さいサイズが無い
・見てくれがダサいと思う人も
・チョットだけ高い
最後の価格は残念なことだ。
前は普通のマリンブーツより安くて、
たしか7000円位だったかな、今は1万円ほど。
こういう商品はどんどん少なくなり、残ったものは高くなる傾向にある。
でもそれらを差し引いても選んでしまうな。
また今度の海も楽しみだぁ。
足場の悪い所ほど楽しみなくらい。
まるで小学生の時に長靴を新調したガキみたいだ。
わざと水溜まりに入っていく。
19日は西伊豆土肥のボートダイブだった。。。
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