偲ぶ酒
徳之島に良く行っていた頃、
お客さんと夜にバーベQをやりながら飲んでいると、
島の人たちがどこからともなく集まってくる。
黒糖焼酎を手に、つまみを手に、
土建屋さん、電気屋さん、漁師さん、
初めてお会いする人ばかりだけど、飲んだ翌日からはもう知り合い。
お酒には不思議な力があるね。
ほどほどが良いとされるお酒。
すぎれば体によくはない酒。
いつの頃かな、おいしいと思い出したのは。
雪見酒、花見酒、月見酒、
季節ごとに楽しむために生きているのかもしれないと、ふと思う。
今日の熱海は、梅見に桜、そして月見と、
寒ささえなければ外で一杯やりたいほどだろう。
いつもより、赤く大きな月を見て、
今夜は焼酎で思い出酒。
黒霧が大好きだった人を偲んで、、、、