ギョッとする話
あなたの仕事も、そして私の仕事も、AIに取って代わられる!?!
オックスフォード大の研究チームによると、
いろんな仕事が次の20年間にコンピューターアルゴリズムに取って代わられる。
たとえば2033年までには
電話セールス、保険業が仕事を奪われる可能性は99%。
スポーツ審判員は96%。
レジ係97%、レストラン調理96%、ツアーガイド91%、
建設作業88%、パン職人89%、警備員84%、バーテンダー77%、、、などなど。
でも、特殊な能力を必要とする仕事ならば安泰だろう、と思ったら大間違いだ。
たとえば弁護士。
テレビで見ると、格好良く法廷で、
『異議あり!』なんて発言しているけど、
ほとんどの弁護士の時間は、
過去の多くの膨大な判例に目を通したり、
小さな証拠を探したり(役に立たない場合がほとんどの)、
業務契約書の草案に忙殺されたりする。
AIアルゴリズムなら、簡単に判例を検索できるし、
加害者の嘘も簡単に見つけられる。
真実を話すときの脳領域とペテンの脳領域は違うので、
絶対完璧にアルゴリズムなら見抜いてしまう。
本当のことを話していない依頼人のことすらも。
(そう遠くない将来、fMRIスキャナーで可能)
2011年にロボットが対応する調剤薬局がサンフランシスコに開業したそうだ。
薬局に人間が来ると、数秒のうちに処方箋を受けると共に、
服用薬、抱えているアレルギー、他の薬との組み合わせ全てを計算し、調剤する。
このロボット薬剤師の200万回の調剤で、今まで一度もミスがないのだと。
人間の薬剤師の場合は平均すると、1.7%の間違いが起こる。
これを聞いてあなたはどう思う?
弁護士や医師などがアルゴリズムの方が技術面でどんなに優れていても、
人間味にあふれた対応までは提供できないと思うかな?
もし、CTで癌が見つかり、医師から説明を受けるときはどうだろう?
アルゴリズムから思いやりのかけらもない説明を受けたくないと思うかな?
でも、そんなことは頭のいいアルゴリズムは百も承知だ。
あなたの性格や気持ち、その日の気分を人間の医師よりも的確に判断し、
あなたの腫瘍を見つけるのと同じ精度で言葉を選んでくれる。
どう?これでも特殊技術や知的労働、教育はAIに取って代わられないと言えるかな?
生徒を自分の気分で怒ったり、疲れたり、
お腹を空かせたり病気になったりしないのだから。
じゃぁ安泰の仕事はないのかな?
考古学者は2033年までに取って代わられる可能性は0.8%なんだって。
高度な種類のパターン認識が必要な上に、
大した利益を生まないので、企業や政府が自動化に投資しないから。
あら、?
意外にダイビングの仕事は安泰だね。
魅力的だけど、儲からない上にハイリスクだ。
さてさて、島旅はないけど、
伊豆半島や房総半島に日帰り一泊と目白押しだ。
秋から冬が近場の一番おもしろい時だからねぇ。
追伸
休みの日のちょっとした贅沢に、蕎麦屋のはしごがある。
一杯やりながら出てくるのを待つわけだけど、
汁も蕎麦の香りも色々だ。
もし、アルゴリズムで蕎麦をこしらえると、
自分の好みぴったりの蕎麦が寸分違わず出てくるのだろうけど、
そんな店は行きたいとも思わない。
なぜって、例えば今日の一軒は、
お爺さん店主の病明けを応援に行くようなものだからだ。
わじま.でんいちろう