あなたも同じですよね?
ヨロン空港前のモニュメント
来年1月の島旅 ヨロンの栞ができました。
島旅と島旅の間には本を読み、
その本に注意を欠いたら詩をはむ。
文字が少なく、ゆっくりと味わえるから普通の書籍と違った趣がある。
まず作者その人その物が感じられる。
森信三せんせいの本を読んでいて、出てきた詩は2人であったと思う。
赤彦と坂村真民。
赤彦は自分には難しく、まだまだわからない。
でも真民さんはとても簡単でいい。
簡単だから読み出した、ながめ出したと言うのが正直なところ。
ながめだし、読んでいるうちに、
あっと思い、はっとする事に多く出会うようになった。
今だからこそ、
ゆっくりとか、時間をかけてとか、
足下、身近な所の大切さを教えてくれる。
人生二度ないのはあなたも同じでしょうから、
きっと大切なことがのぞけると思うので、
すこしご紹介します。
【二度とない人生だから】より 坂村真民
“二度とない人生だから
一ぺんでも多く 便りをしよう
返事はかならず 書くことにしよう
二度とない人生だから
つゆくさのつゆにも
めぐりあいの不思議を思い
足をとどめて見つめてゆこう”
【花】
“何が一番いいか
花が一番いい
花のどこがいいか
信じて咲くのがいい”
【花】
“花には
散ったあとの悲しみはない
ただ一途に咲いた
喜びだけが残るのだ”
【鈍刀を磨く】より
“鈍刀を磨いても 無駄なことだと言うが
何もそんな言葉に 耳を貸す必要はない
せっせと磨くのだ
刀は光らないかもしれないが
磨く本人が変わってくる
つまり刀がすまぬすまぬと言いながら
磨く本人を 光るものにしてくれるのだ”
追伸1
海に咲き誇る花の美しい季節、冬。
この冬は、すこしタカッパの良さと味わいを
見つけてみようと思う。
タカッパも花と同じなのだから。
追伸2
随分前に亡くなった、熱海の一郎兄ぃが言っていた。
『、、そうズラ。さみぃ時のタカッパの身はね、
鯛と変わらない。
あんたらに出してもね、わかんないよ』
追伸3
先日横磯港の山口船長がいいました。
『寒くなって身が凍えてくると、
頭が黄色くなるタカノハダイの個体があるんですよ。
すっごい脂のってますよ。
深い場所にいて、まず磯では見ること無いですね』