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うちには営業さんが来ることは少ない。
『え?ダイビングのメーカーとかの営業さんは?』
てことだけど、それすら少ない。
理由は、わたし。
『何の提案もないのに来るなよ!』
『相手に貢献しようという気持ちがなくて、
自分達(メーカー)の利益ばっかり考えてるじゃん!』
とは言いはしないが、
めちゃめちゃそう思っているから、話の節々に出てしまう。
だからなのか、1度営業に来ても、その後2度と来ないメーカーさんもいる。
たぶん私のことが苦手なんだろうと。
中には1年以上来ないとか。(その間注文はあるにも関わらず)
まぁ、なんも提案ないとか、
新商品の驚きネタもないなら、実際来ない方がいいけど。
他の業種はどうなんだろうね?
わたしゃこの仕事しかしたことがないから。
もうちょっとちゃんとしたって言うか、
普通?の業種の営業さんってどんなだろうね。
バリバリ提案してくれるのだろうか?
そんな折り、
とあるウエットスーツメーカーの担当営業さんが交代して挨拶にきた。
まだお若い方。(あんまりイジメないようにしよう)
でも、こっちの考えていることはちゃんと最初に伝えておかないとね。
数あるダイビング器材のアイテムの中で、
一番ユーザーのハッピーに貢献する道具は間違いなくスーツだと思ってる。
分かりやすく言うと、
楽しいダイビングかどうかはスーツで決まる位だ。
ここんところをスーツメーカー自身が自覚ない気がする。
いや社長は有るのかもしれないが、
営業さんはだいたいにして自覚がない。
キツいスーツだと息苦しいし、寒ければ楽しいどころではない。
我慢するだけで、水中を見る余裕もなくなる。
ボロボロだったり、気にくわないデザインだと、
着てても楽しい訳ないね。
反対に、
体にバッチリfitして、適切な保温力のあるお気に入りのスーツを新調すると、
もうそれだけで無条件に楽しいのは、我々も同じ。
まぁこんな話を色々して(て言うかほとんどこっちが話して)、
その日は帰って行った。
次はいつ来るのだろう?
追伸1
ちなみにだけど、自分はいろんな事に自信はないが、
スーツのあら探しさせたら、相当うるさいと思う。
自分も着るからねぇ。
追伸2
その後、営業さんからウエットスーツの提案がきた。
なかなか良いお話だ。
わじま.でんいちろう