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2018年5月31日 (木)

あっちでもこっちでも、もう感謝しかございません。

あっちでもこっちでも、もう感謝しかございません。
あっちでもこっちでも、もう感謝しかございません。
みんな楽しみに温泉へ

5/25〜27の口永良部島&屋久島では、今回も多くの方々に助けられ、
本当に、ほんまに、有り難いとしか言いようのない感謝感謝の一言だ。

口永良部島ではいつも貴船さんご夫婦の営む“民宿くちのえらぶ”に泊まる。
ここの居心地よい空間を、是非ともあなたにも感じてもらいたいと思う。
 (あの島の温泉と宿と景色はお金では買えない)
何にもない島※1の、さらに丘の上に立つその民宿では、
テラスから東シナ海に浮かぶ硫黄島が見え、
庭には猫、野生のヤクシカ、野鳥が訪れる。
建物は小学校の廃材を利用したためか、なぜか懐かしさを感じずにはいられない。

一週間ほど前、民宿に確認の電話をして初めて聞いたのだが、ご主人が亡くなったそうだ。
それも4月のこと。
未だ一月ほどしかたたないにも関わらず、
奥さんが変わらず迎えてくれた。
きさくで冗談好きのいつもの対応に感激し、感謝。

屋久島での常宿は民宿潮騒
ここは居酒屋をメインに経営していて、とても繁盛し忙しい。
にもかかわらず、
いつもいつも、宮之浦港の送迎をニコニコと引き受けてくれる迫田大将。
自分たちのボートが入港する時間は午後4時とか5時。
 (さんざん海遊びした後だからこの時間に)
まさに仕込みの真っ最中なわけで、
週末ともなれば観光客が列ぶほどの繁盛店。
そのさなかにお迎えに来てくれる。
朝は朝で早朝出発の時間に合わせ起きてきて、お弁当の手配と港までの送迎。
 (我々が見えなくなるまで見送ってくれる※2)
もう一度言うけど、
繁盛店の居酒屋は夜までやってての事。

民宿潮騒の晩ご飯は、一階の居酒屋でいただく。
ちょっと言い過ぎかもしれないけど、
ここの首折れ鯖と飛び魚の刺身を当てに飲む、
愛子のお湯割りの旨さと来たら♪
もうコレを目当てに島旅に来ているようなものだ。

出港地の野間池では、これまた“船宿のま池”の宮内さんに大変お世話になる。
出港時は氷の補給、洗濯、洗車、
帰港時は塩けた器材の運搬から洗浄、シャワーに至るまでお世話になりっぱなしだ。
そしてさらに、
のま池は食堂も経営しているんだけど、
最後にここの昼食をお安い値段で食べさせてもくれる。
こんの日も食べきれないほどの地魚のフライ、お刺身、大きな器のあら汁、あら煮、
〆てなんと、700円。
ほんと有り難や、有り難や。

この、野間池だけでも十分楽しめる所なので、
こんど是非視察で来たいと考えている。
宮内さんにもよく誘われていて、
野間池でのボートダイビングだけでなく、
サンセットクルーズ(九州最西地)や、定置網料体験(宮内さんは定置網漁も営む)、
薩摩焼酎見学に温泉巡りと、聞いただけでもたまんない話だ。
もちろん夕飯のキビナゴやヒゲナガエビも!

こうやって考えると、手助け無しにはほとんど実現しない島旅なわけで、
もちろん、色々なことを教えてくれた松尾船長と、
この島旅に共感してくれる皆みなさんには有り難いかぎりだ。

簡単な方法で行ける島や海ももちろんいいが、
やっぱ特別な価値観を勉強する上でも、なかなか行けない島旅ってのは実にいい。

※1.「何もない島」とは『いっぱいある』と言う事。
台風と噴火が有るという事は「有り難い」事なのだと。
所有することのおろかさ、人も牛もカラスも同じで、
生と宇宙を称えることを知る。
   “民宿くちのえらぶ”貴船庄二氏

※2.大将が岸壁で何度も何度も頭を下げ、ボートが見えなくなるまで手を振る様。
毎年見てきた光景であるが、年を追って凄みを増す。
それが謙虚さからくる事を知った。

追記
8月のトカラが楽しみでならない。

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