寿司屋で思った、ちょっと生意気な話
寿司屋で思った、ちょっと生意気な話
『ハイ、こちら金目の桜葉添え』
『ハイ、カマスです』
『トコブシ。そのままどうぞ』
寿司屋で思ったんだけど、
・『俺って寿司屋に向いてるかも?』
・『いや、寿司屋に負けないかも』
・『全国のすし職人よ、ダイバーになれ』
順にカウンターでお寿司を出す職人さん。
きっと職人は魚の目利きには長けているだろう。
(いや、絶対長けてる。そうあってくれ!)
身の色や張り、脂の質から最適な調理法を考えたり、
握る技術は、当たり前だが自分には無いものだ。
でもさぁ〜、
どうやって泳いでて、どんな風にその魚が過ごしてるかは、知らないだろ?
握った寿司を出される度に、水中に生き生きと泳ぐ魚を、ほとんど瞬間的に連想する。
『あ、カワハギのおちょぼ口』とか
『ゴロタ上で群れるカマス』
『岩の上や砂地で小魚を狙う平目の目玉』
コレ、たぶん一般客は当たり前として、
寿司職人でもそんなことは思い至らないでしょ。
職人が連想したとしても、せいぜいトロ箱に並ぶ姿までじゃないかな。
てことは、寿司職人よりも魚のことをよく知ってるってことにならないかい?
んでね、しかもこう見えて、わたしゃよく魚をたべるんだわ。
そりゃ、大間のマグロだとか関アジだとか、どこそこの寒平目の縁側、
などと高級路線は分かるほど食べてないけど。
(と言うより無縁だ)
でも大衆向けは結構食べてるし、旨いのよく知ってると思うんだよな〜。
なんせ魚好きだもん!(食べるのが)
好きには勝てないでしょ。
きっと寿司屋でも、魚そんなに好きじゃないって職人も居るんじゃないかな。
わたしゃ魚食べるの大好き!(美味しい魚だけだけど)
これだけでないんんだよね。寿司屋で思ったこと。
寿司屋は職人さんだ。職人ってのは仕事の追求をするのが常。
つまり、『どうやったら旨い寿司を出せるか』を考えるわけだ。
でもさ、お客さん商売なわけよ。
で、その点、わたしゃばりばりサービス業。
つまりこういうこと、
『魚のことを知ってて、お客さんの求める物も分かる』
おお〜、こりゃ究極の寿司屋の出来上がりじゃね?
あとは、握れればの話ね。
追伸
全国の寿司職人さん!ダイバーになるといいよ