その根拠は何?!
“進化の存在証明”著リチャード・ドーキンス
八丈島の往復のフェリーで読もうと思って購入しました。
まずは何章かだけ読んでおこうと思ったら、
いや〜もう面白すぎて、夢中になってしまい行く前に読み終わりそうだよ。
相変わらず、ぐぅの音も出ないほどに、
自然淘汰における進化の証明が怒濤のごとく説明されてる。
実験、統計、化石、、様々な事実を元に、
それをわかりやすく、絶妙なたとえ話
(このような安っぽい言い方で収まらない、本当に妙技なるアナロジー)
をもって説明してくれる。
ドーキンス先生の本を読むと、
ちまたのトンでも科学話や、証拠のない話だったり、
『それ統計的に分母少なすぎでしょ!』みたいなことは、
『その根拠はどんなの?』と言いたくなる。
彼の説明は、科学的根拠の話であるにも関わらず、なぜか哲学的で、
まるで目の前の霞がすべて晴れたような、そんな気にさえさせる。
ドーキンスファンになった最初の一節は“利己的な遺伝子”の第一章の最初に、
「ある惑星で知的な生物が成熟したといえるのは、
自己の存在理由を見いだしたときである。、、、
地球の生物は三十億年もの間、
自分たちがなぜ存在するのかを知ることもなく生き続けてきた。
しかし、その中の一人が真実を理解し筋の通った説明をまとめた。
その人の名は、、、、〜〜
〜〜〜
生命に意味があるのか、
我々は何のためにいるのか、
人間とは何かといった深遠な問題に出会っても、
我々はもう迷信に頼る必要がない、、」