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2018年1月 9日 (火)

島の珍味

島の珍味

世界三大臭い物の一つ、と言われるのが伊豆七島発祥のクサヤ。
確かに自分も初めてその匂いを嗅いだときは『・・?』と思ったものです。
でも、やっぱ旨いよね。
あれほど焼酎に合う干物は、日本中探してもなかなか無いのではないかなぁ。


島に関わらず各地方には、まだまだあなたの知らない珍味がたくさんある。
自分の実家金沢でもそう。
何年か前に法事で帰ったときに、漁師のおっさん、じっ様たちと話していて、
昔からの食べ物の話になった。
『やっぱりハタハタ干したんは、うめ』とか
『○○○のツミレのお汁はたまらんわ』などなど

その中で、『今はもう家庭で作る人がおらん』と言う季節の風物詩的な珍味もあってね。
『それ作っとったんは明治生まれのばぁちゃんまでや』と言うことだった。
ん〜ん、考えさせられる。
商業ベースに乗る商品は残り、そうでない作るのが面倒な物は姿を消していく、、、
特に今は昔と違い、食物の保管が容易にできるようになったから尚更なのかも知れない。


保存食品と言えば、よく行く西伊豆に美味しくしょっぱい食べ物がある。

“しょーがつお”
鰹を一本まるまるがっちり塩に漬け込んで、正月前の西風ビュンビュンの寒風にさらし、
家の軒下に藁でつって乾燥させたもの。
相当しょっぱい、尋常じゃない塩味。
まぁ食べるときはお湯で塩を抜いて食べるけど、
これのハラモ(鰹のお腹側)のお茶漬けはヤバい。
高血圧で死んでもいいと思うよ。
まぁ自分は低血圧だから良いけどね。

この塩に漬けて干した鰹は、よく行く田子で教えてもらったんだけど、
正月用の風物詩だね。
しょうがつよう→しおがつお←しょーがつおー
と言う縁起良い食べ物だ。
地元のスーパーで真空パックの切り身も売ってたかな。
鰹節屋で、しょーがつおと鰹節を混ぜたフリカケも売ってるね。
まぁ実際の家庭で作る物は、本当にしょっ辛くてワイルドで素朴な味だから、
万人にはウケないだろうと思う。
その点、鰹節屋に売ってた、鰹節としょーがつおを混ぜたフリカケは、
何でも使えて大変おすすめだ。
うどん、たまごかけごはん、スパゲティー、漬け物、、、
とにかく何にでも使えるフリカケ。


そう言えば、金沢のお土産に、よくコンカサバ(鯖のぬか漬け)を買ってくるけど、
そのコンカも自分が子供の頃は、ばぁちゃんがニシンでよく作ってましたわ。
いまお土産に買ってくる、あんなに美味しいものでなく、めちゃめちゃショッパい。
それでも好きでね〜、
夕食によく摘みすぎて、オフクロに、
『そんなに食べると寝ションべんするぞ!』とよくしかられたもんです。
案の定、寝しょんべんたれでした。


あなたもコンカモノが食べたくなったら、是非金沢へ
そして塩がつおを食べたくなった西伊豆田子へ

追伸
3/9〜11西伊豆三昧ツアー 
塩がつおのフリカケは旨いですよ

・6/9〜10 能登島 2mの船盛りとドルフィンツアー
コンカサバをお土産にいかがですか?

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