島旅と島旅のあいまに
リチャード・ドーキンス著
ついにと言うか、やっとと言うか、あのドーキンス先生(利己的な遺伝子の著者で行動生物学者)のもう一つの人気の書を、こうてもーた。
なんで自分がコレに興味を持つのかは不思議だが、
若いころから、生物人類史と宗教の関係にはめちゃめちゃ興味があった。
てことで、ドーキンスの圧倒的論調でかかれた、
【神は妄想である】・“宗教との決別”を購入。
実は随分前から欲しかったんだけどね、
アマゾンでチェックはしつつ、購入せず。
理由は、面白いに決まっているんだけど、時間を取られるから。
「きっと本の方からやってくるよ」
と思っていたら、先日家の近くの紀ノ国屋で、
やってきやがったよ!♪
内容は、
「この世は神が創造した」
に対して真っ向から反論すると言うもの。
宗教の罪悪な面をあぶり出し、
「そんな物が無くても僕たちは道徳的になれるんだよ」と言う。
およそ日本以外ではかなりチャレンジャーな内容である。
対象となるのは広く宗教と言うことだが、
主にドーキンスが目の敵(?)にするのは一神教。
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の三大宗教。
ドーキンスは神は存在しないと考えるが、
いや間違いなく科学的にそうだと言いきる。
でも、いない物をいないと証明するのは難しいので、
「ほとんど限りなく神はいない証明」や、
「数々の神にまつわる超自然現象を徹底的に科学的に論破」
痛快である。
でもよくもまぁ暗殺されずにいるなぁと思う。
ところであなたは神の存在を信じますか?
面白い表現が書いてあったので1つ紹介すると、
我々がこの宇宙の中の地球という惑星で進化し、存在すると言うことは、
ガラクタの倉庫にハリケーンが吹いて、その後静まったときに偶然ボーイング747が完成していた。
と言うくらいあり得ない確率。
だから創造主である設計者の神が存在する。と有神論者は唱える。
これに対するドーキンスの理論がまたすばらしい!
追伸1
『評判』『うわさ』は人間だけでなく、魚の世界もあるらしい。
熱心に観察された(お客となる魚に)、一生懸命掃除するホンソメワケベラ君。
サボるライバル個体より選ばれると言う実験結果があるそうだ。
追伸2
五十周年記念ティシャツの注文受付けは今日まで。