追悼 日野原先生
日野原先生は数年前から小学校に出向いて、10歳の子供達に二週間に一回授業をされていました。
最初に校歌を歌ってもらうそうです。
指揮をするのは先生。
外から来たおじいちゃんが自分たちの歌を指揮してくれたというので、心が一体になるそうです。
一貫したテーマは“命”
『自分が生きていると思っている人は手を挙げてごらん』
すると全員手を挙げる。
『では命はどこにありますか?』
心臓に手を当てて「ここにあります」と答える生徒
聴診器を渡し、隣同士で心臓の音を聞いてもらってから話を続けます。
『心臓は大切な臓器だけど、これは頭や手足に血液を送っているポンプで、命ではない。』
『命は目に見えないんだ』
『君たち目に見えないけど大切な物を考えてごらん
』
『空気は見える? 酸素は? 風は?』
『このように大切な物は目に見えないんだよ』
『命はなぜ目に見えないか。それは命とは君たちが持っている時間だからなんだよ』
『死んでしまったら自分で使える時間もなくなってします。』
『どうか一度しかない自分の時間を、命をどう使うかをしっかり考えて欲しい』
『さらに言えば、その命を今度は自分以外の何かのために使うことを学んで欲しい』
子供達どころか、私がこの授業受けたいよ。
追記
小学生から先生に手紙が届いたそうです。
「寿命という大きな空間の中に、自分の瞬間をどう入れるかが、わたしたちの仕事ですね」
凄い小学生だ、、、