« 島のあるある | トップページ | 伊豆半島の隠れ家的お寿司屋? »

2017年5月 9日 (火)

島旅へ持っていく

島旅へ持っていく


少し前のブログで書いたけど、今回の島旅(八丈島)へ持って行く本を何にしようかと考えたあげく、
50年以上前のSF?小説に手が延びた。


「アルジャーノンに花束を」ダニエル キース
実はこの世界的ベストセラーを読んだことがなかったんだよね。
SFにジャンルされるらしいが、宇宙船も未来もタイムスリップも出てこない。
知的障害を持つ青年チャーリーが実験の被験者として手術を受け、驚異の天才になり、そしてまた、
前以上の知能低下にみまわれる。
これらの日々が“けいかほうこく(経過報告)”と言う形で一人称でつづられる内容。
ちなみにアルジャーノンとは、チャーリーより先に手術を受け天才になったハツカネズミ。


【BOOKリレー】
あなたもこの“アルジャーノンに花束を”は、きっと読んだことがあったかな?
そして涙してしまったかな?
わたしは到底自分が手を伸ばすジャンルの本ではないと思ったし、泣くまでもなかったよ。

何で読もうと思ったかというと、
以前読んだ、「ぼくの命は言葉とともにある」の著者、福島智さんが紹介していたから。
こんな感じで、
『間違いなく、今世紀のSFの第一級の作品、、』
これほどまでに言われれば、最近小説はめっきり読まないし、自分が読もうとも思わないジャンルだけど、
遅ればせながら読んでみよう!
てことで、八丈島の往復の船旅にちょうど良いかなっと思ってね。

だいたい本を選ぶときは、今回のようにブックリレーみたいな形で、
すばらしい本との出会いがあり、その著者が文中で紹介している本を手にすることは多い。
そのまた本を読むと、別の本が紹介されていたり、
はたまた、他の著者と同じ物を紹介していたりする。
まったく別の著者が同じ本を紹介していたりすると、たいがい買うようになるね。


久しぶりに小説、海外の有名どころもたまには良いですな。


 文. わじま・でんいちろう

追記
天才チャーリーの脳機能が低下し、前の知的障害の青年に戻った(さらに低下する)。
プロジェクトの博士に当てた最後の報告書

『、、、人にわらわせておけば友だちをつくるのはかんたんです。、、』
『、、、うらにわのアルジャーノンのお墓に花たばをそえてください。』

« 島のあるある | トップページ | 伊豆半島の隠れ家的お寿司屋? »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 島旅へ持っていく:

« 島のあるある | トップページ | 伊豆半島の隠れ家的お寿司屋? »