鳥島
買うてもたぁ〜
山本一力の“ジョン・マン”を!
ご存じ、実在した中濱満次郎ージョン万次郎の小説。
土佐の中浜から嵐に遭い漂流。五日半に及ぶ漂流後、無人島鳥島に漂着。
143日間の無人島生活後、アメリカの捕鯨船ジョンハウウランド号に救助されたんだね。
なんかこれだけ聞いても興味深いもん。
・漂流中はどんな状態だったんだろう?
・上陸はどうやったんだ?
・無人島生活での食べ物は?水は?
・なんで救助された後、万次郎はアメリカ行った訳?
もう、めちゃめちゃ知りたいこと目白押し。
(まだ1巻の途中だけど、、)
そう言えばむかし読んだ、吉村昭の“漂流”も鳥島が舞台だったな〜。
冬の大西により難破、そして鳥島に漂着。無人島での過酷な生活が小説の前半部分。
今でも覚えているのは、
次々に病気になり船員たちが倒れていくシーン。
原因はビタミン不足。でもそんな知識がない中で、
船底についた貝を内蔵ごと食べると病気にならないことを見つけるとか、
数年間(13年間!!!)に及ぶ鳥島での生活の後、やっと救助され、一番食べたかったのが米。
その米を食べようとしても、アホウドリの肉ばかり食べていた自分たちの体が受け付けない!
もう読みながら、
『自分だったら、』『自分だったら』と考え、怖くなったのを思い出す。
初めて鳥島に行ったときは、確かこの“漂流”を読んだ後だっただけに、
怖いやら、ここまでこれて嬉しいやらと複雑な感情だった気がする。
まだ“ジョン・マン”は読み出したばかり。
読み進めると、また鳥島やソウフ岩に行きたくなるかなぁ?
追記
山本一力のジョンマンはちょっと変わっている。
万次郎だけでなく、救助するジョンハウランド号の船長ホイットフィールドの物語がかなり多くかかれている。
アメリカの捕鯨全盛期の船の作りや、航海術もまた興味をそそります。
今日は節分だ