大島桜
暖かな沖縄多良間島から一転、寒さ残る伊豆半島へ
と思いきや、意外にあったかい伊豆。
まぁもう春ですもんねぇ。
日向はぽかぽかで、雨の多良間よりはあったかいんじゃないか?
そして画像でわかるように、桜満開♪
熱海親水公園の大寒桜や大島桜は散り始めもあるほど。
熱海は1年の半分くらい桜が楽しめる、ってのはオーバーだけど、
ヒマラヤザクラ、アタミザクラ、オオシマザクラ、オオカンザクラ、ソメイヨシノ、ヤエザクラ
さぁさぁ、花咲く伊豆国へ
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暖かな沖縄多良間島から一転、寒さ残る伊豆半島へ
と思いきや、意外にあったかい伊豆。
まぁもう春ですもんねぇ。
日向はぽかぽかで、雨の多良間よりはあったかいんじゃないか?
そして画像でわかるように、桜満開♪
熱海親水公園の大寒桜や大島桜は散り始めもあるほど。
熱海は1年の半分くらい桜が楽しめる、ってのはオーバーだけど、
ヒマラヤザクラ、アタミザクラ、オオシマザクラ、オオカンザクラ、ソメイヨシノ、ヤエザクラ
さぁさぁ、花咲く伊豆国へ
多良間島から戻りました。
けっきょく多良間では四日間とも太陽は顔を出さず。
ん〜ん、一日もお日様見ないってのはあんまり記憶にない気がする。。
そんな多良間島の空港で、めちゃめちゃカッコいいポスターをめっけた。
もう言葉はないな、写真見てもらえればすぐ分かる。
こんにゃろめー
多良間島で一番高い建物、八重山遠見台。
上からは島を、ぐるっと360度一望できる。
北側に目を凝らすと、
『お〜〜、みんな島だよ!』
水納島も山がないからまるで海に顔出すリーフのよう。
島を車でまわると、あっという間に一周。
どこを見渡してもサトウキビ畑。そして牛。
もし宇宙からエイリアンがこの島に訪れたら、
きっと地球人の主食はサトウキビだと思うな。
晴れたらさぞキレイな景色だろうなぁ〜。
飛行機デビュー戦の当日に搭乗と言う幸運からスタートした多良間島。
宿泊は村営の''夢パティオたらま''。
小さな島には不釣り合いなほど(ごめんなさい)快適です。
コテージタイプで一棟はツインが3室。
シャワー、トイレ、リビングがあり、キッチン、洗濯機まである。
毎日ベッドメイクにくるのも意外!
島の作地面積のほとんどがサトウキビ畑。
そんな多良間で一番びっくらこいたのが、
なんと漁師さんがいない。
1000人以上はすんでる島、しかも沖縄でだ!
ちょっと珍しすぎるんじゃないかなぁ。
漁港はあんなにも立派なのになんでだろ?
お陰で?美ら海は貸し切りでした。
多良間島の黒糖は味がよいと評判らしく、加えて今は新黒糖の時期。
出来立ての黒糖は一味も二味も違い、まろやかでコクがある。
わの海
わじま.でんいちろう
多良間島の朝はまだ真っ暗
昨日、なんと出発から12時間かけて!多良間入りしました。
こっちは部屋に居ると暑いくらい。
気温は20度位だけど外は風が強いから半袖では寒く感じるかな。
やっぱいつも思うけど、この時期の沖縄は、半袖の上に薄い長袖がベストです。
宮古ー多良間の飛行機のデビュー戦でした。
心暖まるサービスです。
以前このブログで、島にドリップコーヒーとか持って行くのを話したと思う。
じっさい島旅の前には近所のスーパーに行って、
お菓子やらコーヒーを買い込むことがほとんどだ。
せっかくこっちから買って持って行くのだから、
島で食べたときや飲んだときに、
『は〜、おいちいぃ』
と感じる物にしたい訳よ。
んで、今までの経験から言って値段をケチると大概マズいね。
コーヒーもそうだし、お菓子もそう。
どっちかって言うと、普段より奮発していい物選んだ方が絶対後悔しない。
特に飲み物は、コーヒーにしろお茶にしろ、マズかったら持っていく意味がないもん。
そんな中、コレおすすめだよ〜という良い物をめっけた。
伊豆のぐり茶ティーバッグ
伊豆半島伊東の杉山製茶さんの商品。
なにやら通販とかも積極的にやっているようだが、
わたしゃ通販しないから関係ないけど、
海に行ったときに本店か、城ヶ崎の国道沿いの店でソフトクリームを食した後に買う。
グリーンのきれいな包装に20個入ってて、
価格は確か500円。
そんなに高くないのにとても美味しいんだよね。
そして、すこぶる味の出がいい。
500mlのボトルに入れてもまだまだ全然濃いくらい。
時間がたってもあんまり味の劣化もないし、とても気に入ってる。
こんどの多良間島に持って行くつもりだんったんだけど、
美味しいもんだから、あれよあれよという間に飲んでしまった。
せっかくだから今度いったら、もうワンランク上の上級煎茶を買おう!
価格は16個で1000円。
倍以上だよ。
お味はどうかな?
さぁ〜て、多良間島に持って行くお茶買いに行かなきゃ。
追記
杉山製茶ではぐり茶ソフトをよく食べる。
甘さを押さえたソフトの上に、ぐり茶パウダーをたっぷりかけた一品。
爽やかでとても美味しいよ。
パウダーでむせないようにね。
わの海
わじま.でんいちろう
島ですてきな看板?標識?を目にすることがある。
と言っても業者が作成した商業目的の物でなく、
地元の、たぶん中学生とか高校生が作成した物かな?そんなのを目にすると、なんかほっこり。
画像は八丈島の乙千代ヶ浜(おっちょがはま)に降りる道の途中に、
『こっちが海ですよぉ〜』と教えてくれる物。
間違って農道に行かないようにしてくれている矢印。
この海に通じる細い下り坂は、二股の分岐が二カ所くらいあって、そこにも、
『おっちょ→』と書いた目印がある。
なんか、この手書きってのがいいよね。
口永良部島では、湯向温泉のすぐ脇に
『くちのえらぶ 雪はふらねど星がふる』
と書かれたものがある。
そこから港まで真っ直ぐの道と、青空が何ともいえずその標語とマッチしているんだよね。
地元の人は標識や看板が無くても問題ないんだろうけど、
島旅で訪れる人からすると、このお手製の看板はとってもいい。
実際画像の西乃湯は書いてなかったら絶対わからなかったもん。
日差しの恋しい季節だ
いろいろな景色を楽しむという行為は、人間だけだろうか?
きっと犬や猫にもあるんじゃないかなぁ。
鳥に至っては実に気持ち良さそうだ。
あれが餌をとるためだけに羽ばたくとは到底思えない。
イルカだって気持ちよさそうに泳ぐもん。
きっと、その時々の目に映る光景を楽しんでいるんだろうね。
先週の満月週間。伊豆半島に向けて、早朝に小田原厚木自動車道を走っていると、
すばらしい光景を目にした。
右手に富士山がクッキリと浮かび、左からは日の出。
刻々と赤く染まってくる富士山の横に、黄色いまん丸の満月が寄り添う光景。
なんだかとても目出度いと言おうか、有り難いというのか、、、
でも、この光景もほんのつかの間。
朝日の角度が上がるにしたがい富士は赤さを増すが、
月の黄金色はどんどん失せ、次第に存在感がなくなった。
やはり景色を楽しむには寒い季節がいい。
海の中だって、冷たいこの季節だからこそ美しさを増すのだろうね。
ところで海中には月はないが、この季節特有の美しい黄金色もある。
はじめてみたときは、『え?!』と思うくらいきれいな黄金色に目を奪われた。
普段は地味なあの子が、あんなにきれいになるのを初めて知ってから、
もうどのくらいたったかな?
今年はまだ会っていないから、是非会いたいものだ。
月の色を見て思い出した、アイナメの婚姻色に。
瞳は見開き、体温が数度上がっているのが分かる。
まるで、この本から幾筋もの光の矢が放たれるよう。
しかもそれはページを開くごとにおとづれる。
人間の歴史でなく、生物としてのヒトの軌跡がつづられたこの大書をすべての国のリーダーは読むべき。
なんて、帯コマーシャルのように書いてみたが、
おもしろいなんてもんじゃない。
最初は小説ジョンマンと平行して読んでいたんだけど、
案の定そっちはほっぽりだして、この“サピエンス全史”にハマってる。
タイトルからすると、とても小難しそうな内容に感じるが、非常にシンプルで、
かつ、だれでもが分かるように書かれている。
だから読むと、
『たしかにたしかに、』『そりゃそうだよね、』『なるほどぉ』と目から鱗の連続。
・われわれヒト以外にも、かってこの地球上にいた人類(ホモ属)は、
なぜホモサピエンスだけになったのか?
・オーストラリア大陸に、いかにしてホモサピエンスは渡ったか?
・ホモサピエンスがオーストラリア大陸に踏み入れ、
わずか1000年で90%以上の大型有袋類は全滅!?
・現代人より、数万年前の狩猟採集民時代のヒトの方がはるかに幸福?!
・言葉が発達したのは噂話のため?!
ヒトが記録した、ヒトのための都合の良い歴史書でなく、地球目線の俯瞰したサピエンス史。
知りたい欲求がもう止まらない。
追伸
先日の土曜は伊豆半島伊東へ。
久々のドルフィンスイムに行ってきました。
参加者はやはりかわいいイルカちゃんに笑顔が絶えませんな。
もうすぐ多良間島です。
まだ10日ありますが、早速荷物を送ります。
なんせ遠いところですからねぇ。
ゆうパックで送る予定してたんだけど、集金に来たクロネコさんがとても感じいいもんだから、
『多良間島ってクロネコさん行ってる?』
と聞いたらその場で連絡して聞いてくれた。
やっぱ荷物はクロネコかなぁ〜。
どうも、ゆうパックはいい印象がない。
偏見かも知れないけど、
うちの店にくるクロネコ配達員はみんなすがすがしいよ。どうせ頼むなら元気に笑顔で持ってきてくれるところに出したいよね。
まぁそうはいっても、郵便局にはしこたまお世話になってるから。
今日も感謝しまくりのおハガキをあっちこっち。
しっかり届けてね。
※金沢の地酒
毎年金沢の姉からこの時期に地酒が送られてくる。
今年もやってきた。
季節限定の生原酒だけに、クール便で到着。
冷え冷えで見ているだけで喉が鳴る。
旨い魚をつまみながら戴きたいところです。
姉上ありがとう。
さて、島旅の話では全然ないんだけど、
今年は金沢に新幹線グランクラスを使った親睦旅行でも、と考えている。
昨年北陸新幹線グランクラスに初めて乗った母が、
『死ぬまでに1回乗っておこうと思ったけど、もう一回乗りたい!、』
と言って二年連続で東京にやってきた。
金沢はもちろん、能登、加賀と石川は観光には事欠かないわけで、
日頃遠方への島旅に同行するゲストも、趣向が代わって楽しめるんじゃないかと思ってね。
いつもはダイビング目的で旅をするわけだから、
どうしても観光は時間がかからないもの限定になってしまう。
ゆっくり時間をかけて、
たとえば伝統工芸品や和菓子製造なんかを見学するのもいいし、
それこそ老舗料亭の加賀料理を堪能するのもいい。
今のうちに姉に相談して、いろいろ企画を考えてみよう。
前回に続き、山本一力の“ジョン・マン”の話。
鳥島で救助された万次郎たち5人。
そのまま捕鯨船ジョンハウランド号で水夫として働く事に。
言葉が通じないながらも、まじめで礼儀正しい日本人に、水夫長や船長は信頼をよせてくる。
それでも、心を開かぬ水夫はいるもので、
鯨の水揚げが少ないのは、「トリシマで救助したこの日本人のせいだ!」と。
なんとかこの船の一員として認めてもらい、貢献したい万次郎たち5人。
船頭だった5人のリーダー筆之丞が、「土佐の料理を食べてもらおう」と発案。
実は捕鯨船では鯨しかねらわず、ほとんど魚を捕らないことに5人は疑問を持っていた。
また、船で食べる魚料理はどれも輪切りにしてワインやビールで煮込んだもの。
だったら土佐の旨い魚料理を食わせれば、みんな喜ぶに違いない。
そんな折り、ちょうどシーラの群にあたる。
日本人が魚を釣って見せてくれる事を知り、水夫たちは集まってくるが、
「イッツ コモンドルフィン!」と知って水夫たちはがっかり、、、
それでも筆之丞は、
『こいつらは旨いシーラの食べ方を知らんのやき』
話が長くなりましたが、このあと万次郎たちのシーラ料理に水夫たちは目をまん丸くして、
一気に仲間としての距離が縮むわけだね。
で、アメリカ船だから味噌やワサビ、醤油はない。
三枚に下ろしたシーラを塩とニンニクで馴染ませて、串焼きにしたんだね。
そりゃ旨いに決まってる!
このくだりを読んでいて思い出したのが、10年くらい前のフィリピンのクルージング。
スル海と言う海域をダイビングしながら各島々を巡るんだけど、
現地のクルーたちが暇なときに釣りをするんだね。
釣れるのはいろんな魚。
アジ系もいれば赤や青、黄色のカラフル系も。
見てると釣れた魚は片っ端からコンロの炭で焼く。
鱗もついたまま、とにかく焼くだけ。
それを手づかみで、謎の液体につけて食べる。
クルーの一人が
『おいち、おいちー』といって、わたしにも食べろ食べろと手招き。
こちとらチョイと魚にはうるさいわけで、
『そんな得体の知れないものくえるかよ』と内心思っているんだけど、
『おいちー、おいちー』
とひつこいものだから、しゃーないなとばかりに摘んで謎の液体につけガブリ。
これが意外にイケるんだわ。
液体は唐辛子ビネガー。さっぱりしてて後から辛いのが来て、おまけに醤油も少し入ってる。
こんなもん食えるかと思っていたのに、サンミゲル片手にもうムシャムシャ。
かくして、クルー達とは一気に友達に。
異国に行ったら、見知らぬ食べ物でも、
現地の人たちがおいしいと言う物は、
『おいしい』と言えば、もう友達さぁー
追記
先週は伊豆の海で“キンメしゃぶしゃぶ”をやりました。世界中の人たちに食べてもらいたい!!
友達になれるよ。
買うてもたぁ〜
山本一力の“ジョン・マン”を!
ご存じ、実在した中濱満次郎ージョン万次郎の小説。
土佐の中浜から嵐に遭い漂流。五日半に及ぶ漂流後、無人島鳥島に漂着。
143日間の無人島生活後、アメリカの捕鯨船ジョンハウウランド号に救助されたんだね。
なんかこれだけ聞いても興味深いもん。
・漂流中はどんな状態だったんだろう?
・上陸はどうやったんだ?
・無人島生活での食べ物は?水は?
・なんで救助された後、万次郎はアメリカ行った訳?
もう、めちゃめちゃ知りたいこと目白押し。
(まだ1巻の途中だけど、、)
そう言えばむかし読んだ、吉村昭の“漂流”も鳥島が舞台だったな〜。
冬の大西により難破、そして鳥島に漂着。無人島での過酷な生活が小説の前半部分。
今でも覚えているのは、
次々に病気になり船員たちが倒れていくシーン。
原因はビタミン不足。でもそんな知識がない中で、
船底についた貝を内蔵ごと食べると病気にならないことを見つけるとか、
数年間(13年間!!!)に及ぶ鳥島での生活の後、やっと救助され、一番食べたかったのが米。
その米を食べようとしても、アホウドリの肉ばかり食べていた自分たちの体が受け付けない!
もう読みながら、
『自分だったら、』『自分だったら』と考え、怖くなったのを思い出す。
初めて鳥島に行ったときは、確かこの“漂流”を読んだ後だっただけに、
怖いやら、ここまでこれて嬉しいやらと複雑な感情だった気がする。
まだ“ジョン・マン”は読み出したばかり。
読み進めると、また鳥島やソウフ岩に行きたくなるかなぁ?
追記
山本一力のジョンマンはちょっと変わっている。
万次郎だけでなく、救助するジョンハウランド号の船長ホイットフィールドの物語がかなり多くかかれている。
アメリカの捕鯨全盛期の船の作りや、航海術もまた興味をそそります。
今日は節分だ