あらためて、泣かされた・・
ここ数年は小説を全く読んでいなかった。
訳あって読むならノンフィクションと決めていたからだ。にもかかわらず、あらためて読み、泣かされた小説がある。
☆天切り松 闇語り
お客さんが入院されて、『暇つぶしにいかがですか?』と唯一手元に残っていた、浅田次郎の天切り松をお貸しした。
するとこんな感想が、
『感動にむせび泣きました』
『お姉ちゃんが死んでしまうなんて切なすぎ』
『魂がふるえました』
とても感動されたようで、だったら自分も久々に読んでみようと思ったわけ。
結果、
やられた
久々だから、内容すっかり忘れていて、完全に白紙だからよけい泣かされたかも。
一時、浅田次郎にはまって貪りよんだけど、“蒼穹の昴”“壬生義士伝”そして“天切り松闇語り”。
共通しているのは泣かされるって事か。
これではとうてい島旅に持っていけない。
なぜって、飛行機の中で五十男がグスグス泣くわけにもいかないだろうから。
いやまいったね。
肝心な本の内容は、つたないあらすじを聞くよりも読むに限ります。
一言だけ、
広辞苑に“心意気”“いき”と言う日本語がなんと説明されているかは知らないが、
天切り松読めばわかります。男の優しさも。