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2016年12月15日 (木)

利休にたずねよ

利休にたずねよ
終わっちゃった。
ヨロン島に持って行こうと購入した本“利休聞き書き「南方録」”だったけど、
面白いからサッサと読み終わってしまった。
茶道、茶の湯をまったく知らないで読んだものだからとても新鮮で、かつ驚きの連続。

例えば「茶事」とは四時間二幕なんだとか。
ほえ〜〜、茶の点前を楽しんだりするのは知っていたが、
せいぜい一時間くらいなものだと考えていたから、あらびっくり。
これは、一幕目は懐石といわれる茶会料理を、亭主自らが運んでもてなす。
食事のあとは菓子が出され「中立」になる。
まぁ休憩だね。
お客さんは茶室から出て手洗いをすませたりして、二幕目の亭主の準備を待つんだね。
そいでその間に亭主は茶室の飾りを改め、いよいよお茶となる。
濃茶に薄茶を点てて、その間に炭手前も行われるという組立。

いや〜知らなかったよ。

さらに、この茶事がいろいろな時間帯で変わってくるようなんだよね。
十二時ごろを席入りとする、昼食をともなった茶事。
夏の早朝六時ごろに始まる「朝茶事」は、朝食を食べるのだそうだ。
冬の午後五時ごろの案内になる、「夜ばなし」の茶事は夕の懐石をともなったもので、
温かい料理や酒をすすめる。
酒だって酒、お茶じゃなくて。いやびっくり。
さらにさらに、
午前四時ごろの「暁の茶事」や、食後の時間に開催される「飯後の茶事」などなど。
色んな時間帯で、いろんなしきたりがある物なんですねぇ。

ところで、この二幕構成というドラマ(茶事)が大変ユニークな見せ方だと思った。
これ、もう少しいろいろと考え深めていく必要はあるけど、
自分たちの仕事にも取り入れることが出来る気がする。

もちろん1幕目はダイビングで非日常を楽しんでもらい、その後2幕目、、、、

ん〜ん、なんだかアイディアが少しだけ降りてきたかな?

今後が楽しみ楽しみ。。


追伸、
今回心に残ったのは、
・『わびとは正直につつしみ深くおごらぬさま』

・茶の湯の極意はどんなですか?
『夏はいかにも涼しいように、冬は暖かくもてなし、炭は湯が沸くように置き、
茶は飲みかげんの良いように点てる。これがわび茶の秘事』

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