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2016年6月

2016年6月28日 (火)

夏休みの思い出づくり実行委員会より

夏休みの思い出づくり実行委員会より
夏休みの思い出づくり実行委員会より
委員長より
全校生徒を前にしてのスピーチ
『チェック、チェック、マイクチェック、
え〜みなさん、こんにちは、夏休みの思い出作り
実行委員会です。実行委員会としましては、今年
は石川県能登半島にての合宿を全学年に経験して
いただきたいと思っています。特に高学年の方々
には強く希望します。

と言うのも、奥能登合宿のコンセプトは、
“癒し”です。
この時期の日本海は、伊豆の海とは違い、
非常に透明度が高くベストシーズンとなります。
そんな中、海だけでなく、奥能登観光、北陸の
味覚と言ったものが取り入れられ、日本再発見の
旅となること請け合いです!!

全校生徒の皆さん!今年の夏は是非、夏の思い出
作り実行委員会と一緒に、能登の海へ。』


〔お盆は空いてて透明度30mの能登の海〕
8/10(水)夜〜13(土) 4ダイブ金沢観光付き!
卒業生?のコメント↓↓
【輪島さんのお母さんに会える】
福生市50代 茂呂さん
『行きの車中で寝れるか心配でしたが、
ダイビングに影響はなかったです。日本海に
どんな魚がいるか、自分ではなかなか行けない
奥能登、輪島さんのお母さんにも会えると聞いて
参加。荒波を予想していましたが、ベタ凪で
透明度の良さにビックリ。宮古にも負けない
透明度でした。景色も素晴らしいです。
(特に千里浜の夕日)』
 

【夏の日本海は違う】
青梅市60代女性S,Mさん
『天候に恵まれ、海、船長さん達もまったり
として心癒されました。夏の日本海は本当に綺麗。
日本海というと暗いイメージでしたが、夏の海は
全然違いました。』


【奥能登の景色】
羽村市40代女性 N.Kさん
『2泊3日なので奥能登たっぷり味わえました。
日本海ダイビングは透明度抜群で良かったです。
魚の数はちょっと少なかったですね。朝市の食堂、
海女の茶屋、お蕎麦屋さん、親切な船長さん達、
旅館の女将さんもみんな暖かくっておもしろい。
奥能登の景色、人気のない港、
美味しいモノの数々、、』


【よく喋るお姉さん】
羽村市40代 河野さん
『久しぶりにのんびりした能登ツアーに行って
みたかった。多少遠いですが、海、田舎、お買い
物を楽しみました。お土産見るだけでも面白い。
あとお姉さんのしゃべりはスゴかった。』


【お・も・て・な・し】
武蔵村山市60代 釼持さん
『能登の早朝は天気も良く、日頃の心がけで
しょうか。日本海は水温が低いのではと言う思い
がありましたが、良い方に裏切られ
とても高かった。奥能登の人々の人情にふれ、
なにより金沢では輪島家の人々のオモテナシが
心がこもったものです。
長距離運転ごくろうさまでした。!!』

追伸》
海はもちろんですが、それ以外の
なぎさドライブウエー、能登の幸、酒蔵、朝市、
世界農業遺産の里山風景、醤油蔵、和菓子屋、
温泉、夕景、伝統工芸、、、、
とにかく見所が満載!!!

2016年6月24日 (金)

島旅とはまったく関係ない科学の話

島旅とはまったく関係ない科学の話
島旅ネタではありません。サイエンス話が嫌い
な人はごめんなさい。読まないように。

禁断の扉を開けてしまった感がある。
好奇心には勝てず。頭では、こんなの買ったら
朝の貴重な時間がどれだけ取られてしまうか分
かっている。今まで幸いなことに、中々その辺
の本屋には置いてなかったんだよね。
立川の大型書店でも置いてなかった。
でも、、ついに巡り会わせてしまったから、
観念して、そっと手にとり、レジへ。。

                        
【虹の解体】リチャード・ドーキンス著
もうどう表現して良いやら、朝から興奮して
生命の驚きに満ちあふれている。
あまりにも興奮して楽しいから、きっとまた、
スタッフにこの科学のセンスオブワンダーを話して
しまう。でもうまく伝わらないだろう。
それは、まるで母親に興奮のあまり今日会った
事を話したいのだけど、なかなかうまく話せな
い幼児のそれに似ている。説明下手。

だから、そのまま一部抜粋

第一章より
『やがていつかは死ぬ。私たちは運がいいのだ。
なぜなら大半の生命は生まれてくることもなく、
したがって死ぬこともできない。この世に生を
受ける可能性を持ちつつも、生まれ得なかった
生命の数は、アラビア海の浜の砂粒よりも多い
はずである。それらのいのちの中には、キーツ
より偉大な詩人、ニュートンより優れた科学者
がいたであろう事は確実だ、、、、』


『私たちは自らの生存にとって完璧な環境を有
した惑星の上にいる。暑すぎず寒すぎず、光に
満ちあふれ、適度な水分があり、緩やかに自転
し、緑と収穫がある。もちろん、砂漠やスラム、
飢餓に貧困もある。しかし比べてみれば、地球
ほど住みやすい場所を多く有する惑星も
あるまい。もし無作為に惑星を宇宙から選び出
したときに、それが地球ほどの環境をもってい
る確率たるや、いかに小さいことか、、、』

『ある時マイケル・ファラデーが“科学の役割
とはいったい何か”と言う質問にこう返した。
「では生まれたばかりの赤ん坊はいったい何に
役立っていますか」。別に主人公がベンジャミン・
フランクリンであろうが誰であろうがかまわない。
この話は未来に対しては大きな可能性を秘めて
いると言うことだろう。この世に生まれた赤ん坊
の役割は、たしかに職を手に着けて働くことで
あろう。しかし、全ての物事の判断基準をその、
“有用性”にだけ置き、生を受けたことの有用性
は生きて働くことというのは不毛な循環理論に
しかならない。生きるために働くといった目的
本意な説明でなく、生きること自体になんらか
の意義付けが必要である。、、、、
科学は利潤をもたらし、科学は役に立つ。
しかし、それが存在意義の全てではない。奇跡
の惑星に生を受け、再び眼を閉じる時がくる。
ならばこの世界を理解し、わたしたちがいかに
生を受けたかを究明する営みが、高貴で有意義
な生の使い方にならぬはずがない。
この世に生を受けたことに驚くこともなく、
死ぬのはあまりにも悲しくは無かろうか、、』


ドーキンスといえば大の宗教嫌い。
“宗教との決別”と言う本でいかに宗教が害あ
るものか、科学の知識を持って、ぶった切る本
を書いたくらい。
でも意外に生への感謝や時間的感覚が、仏教に
通じる物があると思いました。

ただしその本質は、自己中心的な好奇心にある
と本人も宣言しています。
あながち歴史に名を残す宗教家たちも、他者へ
の利を唱えながら、“探求心”がその核にある
のではないか、と感じました。

最後にもう一つ、

『たとえば両腕いっぱいに手を広げる。
左手の指先が生命の誕生、右手の指先が現在
とする。その間が進化の歴史である。左手から
進み、右肩のあたりまで、バクテリア以上の
生命形態は存在していなかった。多細胞の
無脊椎動物の出現が右肘あたり、恐竜が現れた
のが右手の手のひら、絶滅したのが指の付け根。
人類の祖先ホモサピエンスの時代はほんの爪の
先。爪切りでパチンと切れる範囲でしかない。
現在記録に残っている歴史、シュメール人、
ユダヤ史、ファラオの王朝、ローマ、キリスト、
ギリシア神話、ナポレオン、ヒトラー、
ビートルズ、、、これらは全て爪の先をヤスリ
でひとこすりしただけで消し飛んでしまうので
ある。』

2016年6月21日 (火)

天の邪鬼だからではないと思うのだが・・・

天の邪鬼だからではないと思うのだが・・・
前回のブログで、7月からつづく怒濤の島旅のスケジュールを挙げました。
そこで一つ困ったことがあるので、今日はそれをボヤいてみようと思う。

【ズバリ、初めて泊まる宿を探すのってかなりのプレッシャー】
わたしの場合、じゃらんとかに掲載されているとその時点でパスかな。なんか気が乗らない。
宿のHPは大事だと思うのだけど、やたらに完成度が高く作り込まれていると、
これまたパス。
とんでもない安い金額、これもパス。
こうやって絞り込むと、、なかなか決まらないんだよね。自分一人なら良いけどねぇ。
やっぱ天の邪鬼?

そいで結局電話してみるしかない。電話では大概のことが分かる気がする。
年齢、性別、声のトーン、忙しそうか暇そうか、
丁寧さ、、商売に対する姿勢とか、
もしかしたら、“思い”ってのまで分かるかもしれない気がする。

もし、いま、あなたがこれ読んで、
『たかが電話でそんなに分かるのか?』
と思ったなら、ちょっと聞いてみたいのだけど、
今まで、宿でも、レストランでも、電話して、
イヤ〜な気持ちになった事ってないかな?
イヤな気持ちが言い過ぎなら、こんな事は、

『ホントに今ので予約取れたの?』とか、
『なんか全然ウエルカムじゃないな』とか。

だいたいわたしが電話する宿泊施設は、小さい旅館とか民宿なんですね。
すると電話に出るのは、ほぼオーナーさんかその家族ってことが多い。
だからかもしれないけど、感じの良いor宿泊して清潔感のある民宿は、
ほぼ電話も気持ちよい事が多いんです。

逆を言えば電話で感じ悪いと、汚ねー宿なのか?どうかは分からないけど、
そこには多分泊まらないよねぇ。

と、今日色々な宿をネット検索し、
電話をかけて思った次第です。

全国の民宿旅館を経営されているご主人、
予約サイトやHPに重きを置きすぎるのは、
考え物ですよ。
こんな天の邪鬼はわたしだけでないと思うから。

という風に、自分の仕事に勉強になった次第です。
とりあえず自己評価してみると、
・我々はどこの予約サイトにも載ってない。
・HPは自作だから、完成度が低い

オッケーオッケー、いいよ〜・・・・!

ホントにいいのかな?

《追伸》
7月8月9月の島旅の内容はコチラを

2016年6月20日 (月)

島、島、島々、、

島、島、島々、、
“7月伝説の無人島・若狭冠島”、
“8月里山里海・能登半島”、
“秘境トカラ列島クルーズ”、
“9月対馬暖流の恵み・秋の佐渡島”

こんな感じでこれから魅力的な島旅がつづく。
見事に島々が並んで楽しみでしゃーないよ。

この仕事をやらせてもらって27年。
当時の自分だったら、
夜も眠れないくらいじゃなかろうか。
楽しみで楽しみで、浮かれてね。
仕事やりたてのころは、どの島に行っても住みたくなった。暮らしてみたくなったもの。
新島に行けば住みたくなり、徳之島に行けば毎日朝から泳いで暮らしたくなる。
そうやって暮らしながら、たまに来るお客さんを迎えて生活できたら、、、
こんな調子の良いことばかり想像してた。

先日カミさんが、あんた最初こんな事言ってたよ、
『世界中を船で航海しながら、お客さんにダイビング教えるって』。
まったくそんなこと言ってたことすら忘れてるよ。

小僧のころは愚かで、無知で、独りよがりで、他人の事を考える余裕もなく、、
でも大人になり、知恵が付き、素直で無くなり、何でも消去法で考えたりして、、、、


あの清々しいほどにまっすぐなアホらしさ、
意外に大切で、ルーツなのかもしれない。

《追伸》
大峰千日回峰行(おおみね)満行者
塩沼亮潤さんのご本。“人生生涯小僧のこころ”
千日回峰行に関する本は、
比叡山の酒井阿闍梨“一日一生”に続いてです。

小僧の頃からの行に対する純粋な憧れ、
過酷な行の後も変わらない自分、
1日48キロの山中を、どんな日でも千回歩く。
想像を絶する苦行の先に、
ただ素直に全てに感謝する気持ちが書かれていました。

追伸の追伸》
島旅の内容はコチラを

2016年6月10日 (金)

海を見つめて何がわかるのか?

海を見つめて何がわかるのか?
子供のころ、近所の母ちゃん方はしょっちゅう父に翌日の天気を聞いていた。
『とうちゃん、天気どうかね?』と、
それに対し親父は、
『下り坂や』とか、
『明日いっぱいは平気やと思う』などと、
答えていたわけ。

実はそのたびに、子供ごころに、スレたわたしは、
『根拠あるのかよ』
と思ったもんです。
ただ、大人になった今、思い出してみると、
親父は毎日仕事で海に出(漁師)、帰ってからも必ずNHKの天気予報は見、壁に掛けた気圧計を見、
暇さえあれば浜に海を見に行ってた。
これらの理由は天気の移り変わりを知るため。

たしかに、ネットのない時代、ピンポイントで今住んでいるところの天気を予測するには、
母ちゃん連中のとった行動は(父に聞く)、間違いではないようだ。

実際、私が所帯持つようになって関東に住むと、田舎から父母が訪ねたとき、決まって父が云うのが、
『どっちの方角が海や』
『よくもまぁ海のわからんところで生活できるな』
こう聞いてくるくらい海が気になる父だ。


普通の平凡な父でありましたが、凡だかろこその手抜きのない愚直な習慣。

ネット社会になり、寝ていても風向きから波高、水温と何でもわかります。
事前にわかれば無駄な労力もいらず、また、それがネットの必然でしょう。
もっともっとこう言ったシステムが加速したとして、今日よりももっと簡単に予測出来たら、、

それでも海を見つめて考えたいですね。

2016年6月 3日 (金)

竜宮城からやってきたのは、この子!

竜宮城からやってきたのは、この子!
竜宮城からやってきたのは、この子!
6/1〜2の一泊で、毎年恒例となる西伊豆田子ホタルツアーに行ってきたんだけど、
その時田子の港で、人助けならぬ亀助け?をしたのでそのお話ししよう。


『漁師のおじさんから電話が入って、カメ捕まえたからと言ってるよ』
と田子ダイビングサービスの吉田さんが言う。

待っていると小さい漁船に、小さなお爺ちゃん漁師が入港してきてのそして第一声、
『さゆりちゃん食べる?』

さゆりちゃんは吉田さんの娘。イワユル看板娘。と言っても10代でも20代でもないけど。

そのさゆりちゃんに、真顔で『カメ食べる?』と聞いていた。
実はこのやりとりを今まで何度も聞いたんだよね。
田子にいると、どこぞのおっちゃんが入ってきて(勿論さゆりちゃんはその人のことを知っている)、

『さゆりちゃん、ホヤいっぱいあるけど食べる?』

『さゆり!飛び魚持って行くか?』

その度に彼女は躊躇無く、満面の笑みで、
『食べる食べるぅ』と答える。
まったくあんな笑顔で言われれば、おっちゃん達もなんでも上げたくなるのもわかるよ。
とにかく、さゆりちゃんは元気で明るくって、愛嬌満点で、そしてよく食べるんだ。

だから今回も、
『さゆりちゃんカメ食べるか?』
と漁師さんが聞いてもそんなに驚かないし、
実際ウミガメを食べる地域は、四国や八丈島、小笠原と今でもあるわけでね。

彼女も、
『えっ!?食べれるのかな?、どうやって食べるのかな?平気かなぁ?』
と結構本気だった。

わたし、
『僕の田舎の方は酒のませてリリースしますよ』
と吉田さんに言うと、

吉田さん
『こっちもそうだよ。酒のませて帰してやるかぁ』
てことになったんだよね。

さっそく漁師さんからウミガメを受け取り、ボートに乗せて湾の外に離す準備。
まぁ水面で捕まえたと言ってたくらいだから、あんまり元気がないのが気になる。
カメの種類はアオウミガメ。(こいつは顔がとても愛らしい。)

船を走らせている間もカメちゃん暴れることもなく、ペタペタとヒレを使って船の上を進むくらい。

同乗者は思い思いに、
『逃がしてあげたらイイことあるかなぁ?』

『竜宮城に招待されたりして』

などと話していると、カメちゃんが顔を持ち上げてこちらを伺うような素振り。

『ほらほら、いま誰が助けてくれるか確認してるよ!』
と勝手なことを言って。

そろそろこの辺りにって所で、
吉田さんが手慣れた手つきでカメちゃんの首根っこ捕まえて口を開かせる。
酒をグイっとばかりに飲ませると、

『おっ!飲んだ飲んだっ!』

気のせいかカメも元気になって、さぁ元気に帰れよとリリースすると、
スッゴい勢いで潜っていった。

吉田さん
『お〜キツケが利いたかなぁ』

とこのようなハートフルな心温まる出来事があったのだけど、もし、もしかりにだよ、
わたしがカメの声をたまたま聞ける人だったとしようよ、そしたらカメちゃんはきっと・・・

それはココから↓↓↓

〜時間はさかのぼって漁師に捕まえられて入港〜

漁師
「さゆりちゃん、食べる?」

カメ
『えーー!助けてくれるんちゃうの!』

さゆり
「おいしいかなぁ?どうやって食べるんだろう?」

カメ
『おいしくない、おいしくない、僕は絶対おいしくない、女子は食べないよぉ!』

わたし
「田舎ではsake飲ませてリリースしますよ」

カメ
「そうそうそうそう、逃がすとイイことあるかもしれませんよ、ナンマイダー」


〜〜漁師さんから受け渡しのシーン〜〜

カメ
『ぎょえーーー!ナンマイダ、ナンマイダ』
『この人達、どうしよぅってんだよ!』
『食うのか食うのか!殺すのか!このカメ殺し!』
『どんな奴らだ、この亀でなしは!見て瞼に焼き付けてやる!』

同乗者一同
「ほらほら、いま誰が助けてくれるか確認してるよぉ。」

「じゃあ酒のませて、、、」

カメ
『やめてぇーー首締めるのやめてー!やるならもっと楽にやっちゃってーー!』

『なになに、何すんの!毒だ毒だ、それもイヤぁ〜苦しいから〜、オボ、オボレルぅ、グぅ〜』


〜〜そして逃がしてあげるシーン〜〜

カメ
『海水海水海水、喉が焼けるぅ〜』

『死ぬ〜助けてぇ〜、カメ殺し〜』


吉田さん
『お〜、キツケが利いたな』


おあとがよろしいようで。

追伸》
ふざけた内容ですんません。
次回はまじめな事書きますから。
でもカメがこんな事考えていないとも言えないし、、

追伸その2》
梅雨の時期の楽しみ。
熱海では世界三大花木の一つ、ジャカランダが見頃をむかえます。

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