飽きないわけ
“ゆったり島旅ふれあい記”もお陰様で四年目。
このような他愛もない駄文におつき合いいただき、誠にありがとうございます。
さて、1月からの島旅の予定はどのように。
1月であってもほぼ毎週末、伊豆半島に出かけます。
そして2月は与論島、3月は南紀白浜(円月島が有名)、4月末は八丈島と今年も続々と島旅はつづく。
よくゲストの方に『飽きませんか?』と、素で質問されることがある。
毎日毎週伊豆に行って潜って、飽きないのかなって素直な疑問だろうね。わかるわかる。
でも“まったく飽きない”。
これはいろんな島旅、いろいろな地にゆくから飽きないと言うことではない。
わたしとしては、たとえ毎日が熱海に日帰りに出かけてたとしても飽きないと思う。
この辺の心理を「うまく言い当ててるなぁ」と思う事を道場六三郎さんが語っています。
それは修業時代の小僧のころだそうです・・
修行で一緒に入ってもみんな辞めてしまうそうです。当時は今と違って何も教えてくれない。
先輩からはスグに殴られる。たいがいの子は毎日毎日皿洗いから野菜切る段階で嫌気をさす。
では道場さんはどうして嫌にならなかったんですか?と言う質問。
そしてここからが確信
毎日毎日ネギを刻んでいると、ある日音の違いに気づくそうです。すると、
「もうちょっとこうした方が・・」
「こう切ると・・」
小さな工夫を自分なりにするようになると、周りの変化や工夫も分かるようになり、実に“楽しい”。
いわく、そういった何気ない工夫、変化を楽しめる子でないと続かないのではとおっしゃっています。
と言うことで、遅ればせながら今年やっと50代とあいなりますが、いぜん小僧の心境が大変よく分かる。
“日々刻む、音色の違いわかりれば、我心の弾みも違いけり也”
追伸》
その道を突き詰めた人の考えは、やはりひと味もふた味も違い、大変得るところが多い。
てことで正月明けに手にした一冊は、
[大空のサムライ]著坂井三郎
終戦まで生きた戦闘機乗りの回想録。
追伸の追伸》
新年早々に歯を抜いた。しかも2本!
今年の厄は、早々にすべて取り除かれたに違いない。
※画像は真鶴半島貴船神社の茅の輪
« 新春から臭いネタ | トップページ | 房総半島 »
« 新春から臭いネタ | トップページ | 房総半島 »