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2016年1月 7日 (木)

飽きないわけ

飽きないわけ
“ゆったり島旅ふれあい記”もお陰様で四年目。
このような他愛もない駄文におつき合いいただき、誠にありがとうございます。

さて、1月からの島旅の予定はどのように。

1月であってもほぼ毎週末、伊豆半島に出かけます。
そして2月は与論島、3月は南紀白浜(円月島が有名)、4月末は八丈島と今年も続々と島旅はつづく。

よくゲストの方に『飽きませんか?』と、素で質問されることがある。
毎日毎週伊豆に行って潜って、飽きないのかなって素直な疑問だろうね。わかるわかる。

でも“まったく飽きない”。

これはいろんな島旅、いろいろな地にゆくから飽きないと言うことではない。
わたしとしては、たとえ毎日が熱海に日帰りに出かけてたとしても飽きないと思う。

この辺の心理を「うまく言い当ててるなぁ」と思う事を道場六三郎さんが語っています。

それは修業時代の小僧のころだそうです・・
修行で一緒に入ってもみんな辞めてしまうそうです。当時は今と違って何も教えてくれない。
先輩からはスグに殴られる。たいがいの子は毎日毎日皿洗いから野菜切る段階で嫌気をさす。
では道場さんはどうして嫌にならなかったんですか?と言う質問。

そしてここからが確信

毎日毎日ネギを刻んでいると、ある日音の違いに気づくそうです。すると、
「もうちょっとこうした方が・・」
「こう切ると・・」
小さな工夫を自分なりにするようになると、周りの変化や工夫も分かるようになり、実に“楽しい”。
いわく、そういった何気ない工夫、変化を楽しめる子でないと続かないのではとおっしゃっています。


と言うことで、遅ればせながら今年やっと50代とあいなりますが、いぜん小僧の心境が大変よく分かる。


“日々刻む、音色の違いわかりれば、我心の弾みも違いけり也”


追伸》
その道を突き詰めた人の考えは、やはりひと味もふた味も違い、大変得るところが多い。
てことで正月明けに手にした一冊は、
  [大空のサムライ]著坂井三郎
終戦まで生きた戦闘機乗りの回想録。

追伸の追伸》
新年早々に歯を抜いた。しかも2本!
今年の厄は、早々にすべて取り除かれたに違いない。

※画像は真鶴半島貴船神社の茅の輪

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