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2015年9月 9日 (水)

一般人の最強到達点

一般人の最強到達点
例によって島旅ネタではありません。島旅によく持って行く本のお話。

世界の三聖人と言うのがあります。釈迦、キリスト、孔子だったかと思う。あなたはこのお三方のことどう思います?

正直、偉い人であることは疑いようのない事実だと認識しますね。ただ、ぶっちゃけ余りにも偉すぎて清すぎて、人となりもわからないし、今一腹の底から尊敬するかと言われましても、、、しかも日本人でないし、、、そもそも経済的な観念とかお持ちなんだろうか?、、畏れ多いばかりです。

その点わが日本には、およそ一般人がたどり着くことの出来る最高到達点を極めた人がいます。

二宮尊徳さん。

それほど裕福でない普通の農家の出身です。つまり一般人。それがとてつもない知恵と途方もない行動力を兼ね備えた日本史上最大の実践家にして、最強の再建のプロなんです。と言ってもこれ知ったの、わたしも四十越えてからなんですがね。せいぜい薪背負って立ち読みする像があるくらいにしか理解してなかった。お恥ずかしい。

どんだけ凄いかは、是非あなたも[二宮翁夜話]を読めばわかりますから。

二宮翁夜話は弟子の福住正兄の著。その中に、正兄が箱根の旅籠を継ぐ(養子)ため、翁にお暇をもらい帰国する際にご指導いただいたところが何節かあります。

翁が論語の『己を恭しく(うやうやしく)正しく南面するのみ』をひいて、
『おまえが(正兄)が温泉宿を渡世としたなら、「己を恭しく正しく温泉宿をするのみ」と読んで生涯忘れるな! こうすれば利益が多かろうとか、世の中に流されて本業の本理を誤ってはいけない。「己を恭しく」とは、自分の品行を謹んで落とさないこと。その上で正しく温泉宿をするだけ、と肝に銘じておけ。この道理は人々みなおなじだ。』

この厳しく暖かい言葉に、正兄はどのような心持ちだったでしょう。数多くの村や藩の再建を手がけた尊徳にすれば、いかに人間が堕落していくか、油断すれば明日は我が身だぞ、慎め慎めよと諭したのでしょう。

金言ってこう言うのをいうんでしょうね。

ただ耳障りの良いアドバイスなんて、正直クソの役にも立たない。


『己を恭しく、正しくダイビング屋をやるだけ』

ハイ!


追伸
正兄が継いだ宿は今も箱根湯本にあります。
【萬翠楼 福住】、国の重要文化財建造物の旅館。


さらに追伸
もうすぐ佐渡島、10月は利島、11月は円月島のある南紀白浜に行きます。

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