いま日本で二番目にアツい!能登半島
8/8〜11の日程で能登半島に行ってきました。
北陸新幹線開通、連ドラ「まれ」効果でさぞや賑わっているのでしょう。と身構えて出かけましたが、やっぱりいつものように珠洲はガラガラ。
わたしの出かけたのは、能登半島の先っちょ珠洲。その珠洲の先っちょの先、狼煙と言うところ。さすがにココまでくると観光客もあまりいません。なんたって金沢から車で2時間半もかかり、電車も来てませんから。
ではなぜそんな遠くまできたか?
理由は2つ。この時期の日本海らしいい透明度の良い海を求めたら、やっぱ一番先端でしょうと言うこと。
そして、能登のスローな体験をしたいからです。あと、あえてもう一つ理由を挙げるとすると、わたしの生まれ故郷の石川の海をゲストと共に潜りたいからです。
海は良かったですよ〜、透明度もすこぶるいい。水面に顔をつけると20mの海底まで丸見えのブルーの世界が広がります。水温も28〜24度と暖かく、水中を漂うだけで気持ちのよい時間。
そこに、小魚がたくさんたくさん群れています。チャガラ、スズメダイ、アジ、イシダイ、メジナにメバル、、、キジハタも多く見受けますね。
そしてここ能登での楽しみは、きれいな水中に潜ることだけでなく、食をはじめとした観光が数え切れないほど満載だと言うこと。
珠洲塩田、輪島朝市に漆器、温泉、千枚田、なぎさドライブウエイ、能登金剛、能登島、、、もう何処を選んでいいやら。
金沢まで来ると兼六園、茶屋街、21世紀美術館、忍者寺、市場、和菓子、武家屋敷、、、まさに観光の玉手箱や〜。
といいましたが、今日の話しはこう言った観光マップに乗っているネタとは無縁です。だから当てにしないでね。
今回心に残ったのは、ダイビングの時に船を出してくれる爺ちゃん船頭さんとの、スローでゆったりとしたふれあいです。とにかく優しいのです。
『東京からきたんやて、大変やったね〜。ほなゆっくりしてからやな』
『ここ何日かはいい凪やぞぉ。魚がどのくらいおるかやね』
こう言った優しい言葉をかけてくれます。乗る船も味がありますよ。洒落たクルーザーであるわけもなく、老体と同じ年季の入った、「ポン、ポン、ポン、、」と言いながら走る船。
誰もいない小さな小さな漁港と心地よい風が、これらとマッチして何ともいえない能登時間が流れる様は、ここにこなければなかなか味わうことが出来ません。
それはそうと、二日目には港に一人母ちゃんが来ていました。ゆる〜い父さま達と違い、チャキチャキと元気で世話好き話し好きお節介好き。
田舎に来ると、母ちゃんたちはどこも元気ですな。
こんなゆるりとした雰囲気を楽しみつつのダイビング、いかがですか?
もう一つ金沢と言えば和菓子。中田のきんつば、森八の羊羹、村上のふくさ餅、俵屋のじろ飴、、これら有名どころではないかも知れないけど、わたし的には☆三つ!なお菓子。
「樫田堂の酒まんじゅう」
わたしの実家、金沢市金石(かないわ)に昔からある和菓子屋。このなんの変哲もない酒まんじゅうが最高にうまい。いや、ちょっと言い方がちがうなぁ、「凡の極み」とでも言いましょうか、過ぎず足らずのない酒まんじゅうです。
次の日になってもふわふわ。甘さちょうど良く、ほんのり酒の香り。何個でも食べれて、なんにでも合う。お茶、コーヒーと合わせれば品良く、ミルクとなら子供のおやつ。紅茶となら華やかに。
ひそかに、何れブレイク間違いないと思っている。でも、ブレイクしないで欲しいけど。
実は今回も買ってきたんだけど、帰りの車の中で2つ3つ、帰ってきて2つ3つ、あ〜あ〜だれか止めてくれ。
とっても楽しかったから、夜出の一泊二日くらいで又行きたいなぁ。醤油ソフトと酒まんじゅう食べに。