海の上のめんどくさい話
例えばあなたが上野駅から東京駅まで歩くとします。距離は3.6kmとすると、線路沿いに歩けば大体40分弱かかるだろうと想像できますね。
ところが、海の上ではそうはいかない。
わたしも最初そうだったんだけどね。ブリッジに入って船長に、『鳥島まで何キロですか?』なんて聞いていたんだけど、海では違うんだよね。船舶は「海里=マイル」を使います。そして速度は「ノット」。
簡単に言うと、1海里は1852m。そして1時間に1海里進む速度が1ノットとなります(海里は英語だとノウティカルマイルまたはシーマイル)。
なんだか陸上でメートル、キロメートルを使う我々からすると、何とも中途半端な数字に感じるけど、実は地球規模で考えるととても分かりやすい単位。
船舶は自分の位置を緯度と経度を把握しながら航行します。そして1海里は緯度1分の長さ(平均の)。船舶及び航空機は緯度経度の単位系を使う方が分かりやすいわけですね。
まぁ面倒なことは覚える必要がありませんが、島と島の間の距離は海里(マイル)で覚えていた方が分かりやすいと言うことになります。
ちなみにデン島から屋久島までは30マイル程ですので20ノットで航行すると1時間半ほどで到着することになります。ほら、分かりやすいでしょ。
追伸》八丈島からソウフ岩までは200マイル!!
えれ〜遠いなぁ〜。