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2015年1月11日 (日)

おもろい島の・・・

おもろい島の・・・
久々の投稿です。冬の間はめっきり島旅が減ってしまってねぇ。

といい訳は置いといて、今日は先日行った真鶴半島の不思議〜〜なイタリアンレストランと伊豆七島大島の宿のおもろい社長のお話です。


ゲストの方をお連れする食事どころって、なかなか難しい。まず予算です。ランチで入る事がほとんどですから、定食2000円とか海鮮丼2800円とかはあり得ません。私は1000円と決めてます。この1000円がキモですよ。

いいですか、ちょっと聞いて下さい。

あなたが伊豆半島によく出かけるならランチ探しのヒントになりますから。

まず予算を1000円にすると、ググっと店の数が減ります。激減するといってもいい。そりゃラーメン、うどんならありますよ。でも定食やランチセット、海鮮丼となるととても少ない。しかも美味しくてね。

そして店側から見ても1000円は相当いろいろ工夫して提供していることが推測されます。考えてみて、まわりに観光客相手の2000円、1800円の店がゴロゴロあるわけですからね。特に伊豆半島でも熱海近郊、城ヶ崎エリアは東京からのアクセスも良いのでその傾向が強いですね。
だから1000円で出す店は地元の人が食べにくる確率が高く、加えてかなり工夫しています。

予算の次は見た目です。いろいろ表現はありますが、分かりやすく分かりやすく一言で言うと「豪華」となります。島旅は非日常ですからねぇ。いつも家で食べてるものと同じじゃなく、「ちょっと豪華に」がキーワードだと思います。

以上2点を評価に、後はひたすら実地見分あるのみ。実食です。だから失敗することもあります。そんな中、特に美味しい訳では無いけどたまにはこんな店もいいよ。オモロイしねってところもあります。

それがこれからご紹介するレストラン。

真鶴半島 【イタリアンレストラン マコ】
真鶴駅をまっすぐ下り、信号で右の上り坂をあがると2分くらい到着。ほら、左側にあるあの小さな古いレストランがそうです。

私はここを真鶴の不思議なイタリアレストランと読んでます。ゲストをお連れするときも、
『今日はおいしい物食べに行きますか?それとも真鶴の不思議なイタリアンに行きますか?』と尋ねます。

不思議なのはシステムとオーナーシェフのマコばーば。

入るとそのまんまの狭ーい店内。正面カウンターは相模湾一望で景色がとてもいい。でもここには座れません。カウンターには大皿料理が並ぶから。

そうですビュッフェです。

お客さんは、そうだな、10人も入ればいっぱいですね。料理が並ぶカウンターも奥行きがなく、長さも2M位だから、店内すべてがところ狭し!!

あなたは入店したら、まずマコばーばに1000円払います。これも払うタイミングが難しい。なぜってたった一人でマコばーばが切り盛りするくらいだから忙しい忙しい。

1000円払うと取り皿もらえます。でも忙しいと取り皿渡すの忘れるからご用心。

どうですか、不思議ですよね。

でも一番不思議なのはやっぱマコばーば本人。

入店すると、ずーーーと一人でしゃべっている事にあなたも気づくはず。いろんな事をインフォメーションの様にしゃべっています。

たとえば、

『コーヒーがなくなりました。ハイ!マコばーばの出番です。もう少々お待ち下さい。ただいまおいしいコーヒーを入れます。愛情いっぱいのおいしいコーヒー、お待ち下さい。』

みたいな。

まぁこれ以上話すと楽しみ半減するからね。

よかったら行ってみて。

オッと、そろそろお仕事の時間だ。では大島の宿、野田浜園さんの話はまたこの次に。

《追伸》
画像は真鶴の貴船神社。茅の輪くぐり。

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