カステラ事件
長崎カステラ事件
前回告知したお話です。ここまでのいきさつを知りたい方は、前回までの長崎無人島ツアーの情報をお読み下さい。
それでは。
10/1〜3の長崎無人島ツアーの最終日は、た〜ぷり市内観光に当てました。まずはホテルモントレイを9時にチェックアウト。のんびり路面電車の石橋まで歩きます。そこからはスカイロードを使ってグラバー園の第二ゲートまで。天気がいいので、すがすがしくとても良い景色。
あなたがもし、グラバー園に行かれるれるならスカイロードで第二ゲートからがおすすめですよ。そこからは下りで見学できるのでとても楽です。第一ゲート出ればお土産屋さんと大浦天主堂です。
ゆっくり見て回ってお土産も買ったのでお昼頃に。そしてここからがカステラ事件のはじまりだ!
『ではみなさんそろそろ空港に』と言ったところで誰かが、、
『最後にふくさ屋の本店でお土産買いたい!』
『やっぱり本店で』と言いました。
ではわかりましたよと、車をホテルの駐車場から出庫。その時ホテルスタッフの方にそれとなく聞いたんです。
『長崎の人はカステラと言えばどこなんですか?文明堂とか長崎屋とか』と尋ねました。
すると、、
『文明堂さんや福砂屋さんは全国ですからねぇ。』
『やっぱり、しょうかん堂ですかね』と教えてくれました。
場所をたずねると、
『すぐわかりますよ。眼鏡橋の真ん前ですから。』
コレはよいことを聞きました。さっそく皆と向かいます。
『なんか、やっぱり長崎人はココってカステラ屋があるみたいよ。』
『しょうナンタラ堂で眼鏡橋行くと直ぐみたい。』
思えばこのナンチャラがまずかったんだよねー。まさに事件はここからだ。
ご存じ長崎市内は道も細くマイカーには向きません。眼鏡橋あたりまで行くと後ろに乗ったゲストが、
『あっ!あったあった。ここココ。ほら、しょうなんとか堂』
しょうナンチャラ堂→勝○堂
車を止めて皆さんは店内へ。
それにしてもあんまり綺麗で無い店だなぁ
駐車できないので回りをキョロキョロしていると、、
『あれ?、、、?』
道を挟んだ向かえにもう一軒、とても綺麗な店があります。えんじ色の品の良いのれんに「かすてら」の文字が見えた。
店名【匠寛堂】・・・・
匠寛堂→しょうナンチャラ堂→しょうかん堂
ガーーーン
あわててそのもう一方の怪しげなあんまり綺麗でない店に入ってお客さんを呼びに行きます。
でも時すでに遅し。ほぼ救出できたのですが1名だけ送り状書いてます。
あっちゃー
この2軒のカステラ屋。似ても似つかぬと言うか、、比べようがない。
一方はぺらぺらと良く喋る怪しいオヤジ一人。もう一方は宮中献上品を扱うと見えて店員さんも控えめ。
これは送り状書いてるゲストがかわいそうだ!
なんとか救出せねば!。一人のゲストが立ち上がった。そして、、
怪しげなカステラ屋内へ
『もう飛行機の時間が無いから行きましょう!』
こう言って強引に連れ出してくれました。良かったよ〜
でも最後の最後に、、
オヤジが追っかけてきて
『あなた悪い人ね!!』と怒鳴られた。。。
カステラ事件のあらましでした。
あなたもお店の名前は正確に教えてもらいましょうね。
《追伸》
送り状書いていたゲストの話し。
『うしろ見たら誰もいなくなってるし、店には私だけだし、あんまり綺麗じゃないから変だなぁって思ってたのよ。』
『でも地元の人が来るのはこう言う店かなともおもうし、、、』